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【バレーボール】石川真佑に兄・祐希と共通点 トレーナーも思わず笑ってしまう〝石川家の筋肉〟

東スポWEB / 2024年6月17日 6時14分

ともにパリ五輪に出場する妹・石川真佑(左)と兄・祐希

最強きょうだいが活躍する理由とは? バレーボールのネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド女子第3週福岡大会最終日(16日、北九州市・西日本総合展示場)、日本は米国に0―3で敗れたが、石川真佑(24=ノバラ)はチームトップの13得点。パリ五輪も期待される真佑は、男子のエースで兄・祐希(28=ペルージャ)と同じ〝点取り屋体質〟だった。

昨秋のパリ五輪予選はスーパーサブとして役割を果たすも、五輪切符獲得を逃した。悔しさをバネに進化を遂げた真佑は、主力選手としてVNLの予選ラウンドを戦い抜き、6大会連続の五輪出場に大きく貢献。「もう1回目標をしっかり立てて、全員で一つになってやっていければ」と決意を新たにした。

日本の攻撃陣をけん引する真佑は、兄・祐希と共通する身体能力を持つ。イタリアでのシーズン中に祐希と真佑の専属トレーナーを務める野口嵩広氏(スポーツケアルーム代表)と兼子明穂氏(同所属)は「2人とも筋肉の質が非常にいい。真佑選手の筋肉を触っていると、高校生の頃の祐希選手の筋肉を触っている感じに近い。これって石川家独特の筋肉なのかなと思うくらい(笑い)」と口をそろえる。

ともに小さい頃から柔軟運動に取り組むことで育んだ良質な筋肉は、スパイクにも大いに生きている。「2人を見てもらうと、弓のような形で、空中で体をためる動作ができている」と指摘。柔軟性と耐久性を兼ね備えた弓矢は、引いた時のしなりが大きく、より遠くに強く飛ばすことができる。

しかし、どちらかが欠けると本来の能力を発揮できない。体の使い方も同様で「スパイクの空中の動作時に、弓を引いた時の動きにあたる、肩甲骨、胸椎の可動域を広げた上で、しならせたパワーをためた力を発揮させる筋パワーの強さが大事。そのバランスが2人は優れている」と絶賛した。

それらの動きを空中で体現する空間認知能力が高い点も魅力。「2人とも身長が海外勢に比べて小さくても、決定率が高く、高い選手を相手に決め切れるのは、柔軟性とパワーが両方備わっているから。それに連戦を重ねてもケガをしにくい」と分析。長所で短所をカバーし、トップ選手に上り詰めた。

男女ともに五輪の舞台を踏むのは、16年前の北京五輪以来だ。真佑は「もちろんメダルを取るのも一つだが、やっぱり一戦一戦が本当に勝負になってくる」。パリの地で〝最強きょうだい〟は、世界を席巻することになるのか。

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