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大谷翔平 今季初2打席連続弾18&19号 由伸IL&ベッツ死球離脱危機「6月男」が救う

東スポWEB / 2024年6月17日 10時57分

連弾の大谷翔平にヘルナンデスが手荒い?祝福(ロイター=USA TODAY Sports)

父の日に今季初の2打席連発だ。ドジャースの大谷翔平投手(29)は16日(日本時間17日)に本拠地ロサンゼルスでのロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、3回に4試合ぶりの一発となる18号、6回に2打席連発の19号を放ち、3打数2安打2打点だった。試合前に山本由伸投手(25)が右肩腱板の痛みで負傷者リスト(IL)入り、さらには7回にMVP級の活躍を見せていたムーキー・ベッツ内野手(31)が左手に死球を受けて骨折。2人とも長期離脱は必至だ。危機を迎えたチームをアーチ量産で救う――。

打った瞬間だった。父の日のドジャー・スタジアムが大歓声に包まれたのは0―0の3回一死無走者だった。相手先発は右腕シンガー。カウント2―1からの4球目、真ん中低めの92・5マイル(約148・9キロ)のシンカーを引っ張らずに振り抜いた。角度27度、打球速度114・3マイル(約183・9キロ)の弾丸ライナーは中堅左に飛び込んだ。飛距離451フィート(約137・5メートル)の特大弾だった。

「SHO―TIME」は終わらない。再び、大歓声が上がったのは6回先頭だった。初球、内角低めの79・7マイル(約128・3キロ)のスライダーにバットを引き抜いた。角度39度、打球速度110・7マイル(約178・2キロ)で高々と舞い上がるとそのまま右翼席中段に吸い込まれた。今季初の2打席連発の19号は飛距離400フィート(約121・9メートル)。美しい放物線を描いたムーンショットだった。1試合2発は今季2度目で通算18度目。これでリーグトップのオズナ(ブレーブス)に1本差と迫った。

「打ち方も含めて毎日良くなるように努力していたので、それがいい結果になってくれて今日は良かった。数少ない甘い球をしっかり打てて良かった」と納得の2発だ。
続くフリーマンも2者連続となる10号を右中間へ運びリードを広げた。

自身初の3打席連発が期待された7回二死一、二塁はブーイングが飛び交う騒然とした雰囲気の中で打席に入った。直前でベッツの左手に2番手の右腕アルタービラの97・9マイル(約157・6キロ)のフォーシームが直撃、途中交代。3番手の左腕セルパと勝負となったが、カウント1―1からの外角の86・9マイル(約139・9キロ)のスライダーにバットを合わせるも中飛に倒れた。

初回に兆しはあった。一死無走者でフルカウントからの6球目、内角低めのスライダーをフルスイングして右翼ポール際へ大ファウルを放っていた。ここ3試合、いい角度で打球が上がらず、ゴロアウトが目立っており、試合前にロバーツ監督が「ショウヘイは少し、ローテーション(回転)しすぎに見える。そうなってくると、打球はグラウンドに行きやすく、フィールドの1/3しか使わなくなる」と指摘していたが、見事に修正した。

この日、ドジャースのクラブハウスは重苦しい雰囲気だった。試合前に山本が右上腕三頭筋の張りのため、15日間のILに入ったと発表。検査の結果、「右肩腱板の痛み」と判明し、2~3週間ノースローで様子を見るという。ロバーツ監督は長期離脱を示唆した。また、死球を受けたベッツは骨折が判明。手術はしないという。大谷は「チームにとって少しタフな瞬間が続くが、みんなでカバーできるように頑張りたいですし、早く戻ってこれるように祈ってます」。言い聞かせるように話した。

今季はこれで月間5本だが、13本放った2021年は6月18日のタイガース戦で20、21号、自己最多の15発の23年は6月12日のレンジャーズ戦で19、20号を連発してから量産モードに入った。まだ、12試合残っている。ここから「6月男」の本領発揮だ。

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