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石井慧がヘビー級4団体統一王者ウシクと〝井上尚弥トーク〟 映画撮影現場は大盛り上がり

東スポWEB / 2024年6月18日 7時2分

映画を撮影中の石井と撮影現場を訪れたケアー

元MMAファイターの石井慧(37)がボクシングの世界ヘビー級4団体統一王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)と、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)についての会話を交わしたと明かした。米WWEの「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソン(52)がマーク・ケアー役を演じるハリウッド映画「The Smashing Machine」の撮影現場で繰り広げられたやりとりとは――。

カナダ・バンクーバーから電話取材に応じた石井は、映画撮影について「すごく充実していて、精いっぱい頑張っていますよ。ひと言で言うなら、自分が俳優としてここまでできるということに驚き、桃の木、ストラッサー起一、ええ加減にせえや、コラ!って感じです」と相変わらずの調子で順調ぶりを感じさせた。

作品内では2000年1月の「PRIDE GP2000開幕戦」でケアーと対戦したエンセン井上役を演じる。「一番苦労したのは、せっかく伸ばしたひげを剃らないといけなかったことですね」。ただしエンセンといえば5月に麻薬成分が含まれたチョコレートを国際小包郵便で輸入した疑いで、麻薬および向精神薬取締法(輸入)違反容疑で逮捕されたばかりだ。

それでも石井は「僕はエンセンさんが好きなんで、演じられてうれしいです」ときっぱり。「昔、結構空港とかでバッタリ会って話をさせてもらったりしたんで。(MMA)転向当初に田代まさしさんから『石井君はエンセンみたいなスタイルを目指せばいいんじゃない』って言われたんですよね」と声を弾ませた。

さらにイゴール・ボブチャンチン役のウシクや、主役のロック様ら出演者が集まっていた時の豪華な会話も披露する。「日本で試合をしたことはあるのか?」と問われたウシクが「やったこともないし、行ったこともない。日本には重量級にいいファイターがいないから機会がないんだ。でも軽量級には井上尚弥っていうヤツがいて、55キロくらいなのにみんなパンチでKOしてすごいんだ」と絶賛し、場は大いに盛り上がったという。

ところが石井は、ウシクに賛同できなかった。「僕はそれ聞いてカチンときて。『ちょっと待て、ウシク。その言葉、お天道様が許してもストラッサー起一が許さないぞ』って止めたんです」と意味不明な言葉を口走る。しかも「日本にはシューホー・タカヤマ(高山秀峰)っていう実家暮らしのすごいヘビー級ボクサーがいて、世界大会にも出てるんだよ」と演説したそうだ。

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