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小池都知事を“最側近”が刑事告発 会見でまさかの展開「カイロ大卒業している」証言飛び出す

東スポWEB / 2024年6月19日 6時19分

小池都知事を経歴詐称で刑事告発した小島敏郎氏

小池百合子都知事の学歴詐称騒動が新局面を迎えた。都知事選(20日告示、7月7日投開票)に3選を目指して立候補を表明した小池氏に対し、元側近で都民ファーストの会の事務総長だった弁護士の小島敏郎氏が18日、経歴詐称で東京地検に刑事告発に踏み切ったのだ。爆弾を抱えたかに見える小池氏だが、エジプトからまさかの〝助っ人〟が現れた。

小池氏の環境相時代から20年近く最側近だった小島氏は4月に月刊「文芸春秋」で、4年前の都知事選前に経歴詐称騒動が噴出した際にカイロ大声明を巡る裏工作に加担したと主張していた。

小島氏は「都知事選の経歴にカイロ大と書かなくてもこの犯罪は成立する」と、小池氏が50年近くにわたってカイロ大卒を世間に流布し、選挙のために公表されることを十分に認識していたとして、公選法の虚偽事項公表罪に該当すると判断。この日告発状を提出し、国会内で会見を開いた。

小池氏はこれまで学歴詐称騒動に関して「卒業証書があり、大学側も卒業を認めている」と主張してきた。一方、小島氏は4年前に公表された卒業証明書や卒業証書を検証した結果、不審な点を次々と列挙。改めて、アラビア語の能力にも問題があったとして、「進級できたとは到底思えない」とカイロ大は卒業していないとした。

ところが、会見の質疑応答で、予想外の展開となった。「カイロ大の者ですが、卒業証明書は本物です」とエジプト人男性が色をなして、反論に出たのだ。この男性はカイロ大の名誉教授で、日本の大学でも教授を務める人物。カイロ大では小池氏の2年後輩に当たり、当時キャンパスでも見かけたことがあるという。

カイロ大の副学部長も務め、卒業証書などの発行プロセスにも関与した経験があるとして、卒業証明書で小池氏の肩書が「Mr」と男性形で書かれていたことに「日本人や中国人は名前を見ただけでは男性か女性か分からない。(『Mr』は卒業証書に最初から記されている)フォーマットで、写真は後で貼る」。写真が貼ってあるにもかかわらず、女性形になっていなかった事情を明かした。

名誉教授は会見後も止まらない。小池氏が首席で卒業したとの触れ込みについては、「追試で『可』が70%以上で、追試を受けた中で彼女はトップだった。それで首席と言うかは本人の判断」と詳細を明かした。小池氏も6年前に都議会で「当時の担当教授の言葉をうのみにして、うれしくなって記した」と弁明していた。

カイロ大が不正を働いたとみられていることにも憤っている。名誉教授は「彼女が卒業証明書を持っている以上に何が必要なの?」と日本のメディアは不毛な議論に終始しているとした。

これに対し小島氏は「小池さん自身が話さないと本当にどうだったか分からない」と言うが…。

小池氏はこの日夜、Xにキャスター時代や環境相時の流ちょうなアラビア語でのインタビュー動画を公開。「通訳なしで生放送を何度も行った」と振り返り、「アラビア語を本当にしゃべれる!?」との質問に「半世紀前の話ですからだいぶ忘れちゃいましたね」と余裕の笑みを浮かべてみせた。

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