鼻骨骨折のエムバペ レアル・マドリードが治療方針決められず〝ヤキモキ〟…＝現地報道

１７日のオーストリア戦で鼻骨を骨折したエムバペ（ロイター）

スペイン１部レアル・マドリードが、フランス１部パリ・サンジェルマンから新加入するフランス代表ＦＷキリアン・エムバペの鼻骨骨折をめぐって、もどかしい状況を強いられている。

エムバペは、１―０で勝利した１７日の欧州選手権１次リーグＤ組初戦のオーストリア戦で鼻骨を骨折。２１日の１次リーグ・オランダ戦に出場できるかは微妙だが、大会そのものから離脱せず、フェースガード着用して復帰する見通しとなっている。

そんな状況を踏まえ、スペイン紙「アス」は「問題は、Ｒマドリードの医師団がこの問題に介入できないことである。３０日までＰＳＧの選手であり、今はフランス連盟の主権下にあり、欧州選手権が終わるまでは、クラブに意見は当然あるものの、何も言えない」と伝えた。

来月１日以降、フランスの欧州選手権終了後でなければ、Ｒマドリード主体の治療を施せないだけに、患部をこれ以上悪化させないよう祈るような思いだという。場合によっては新天地デビューが遅れることになるかもしれない。