1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【巨人】救援陣の層の厚さに「隔世の感」 実戦復帰の大勢、中川皓太も例外なき〝競争〟へ

東スポWEB / 2024年6月20日 5時11分

大勢(左)と中川は巨人の勝ちパターンに復帰できるか

まさに「隔世の感」だ――。巨人の救援陣が高いレベルでの競争を繰り広げている。

19日の阿部慎之助監督(45)は一軍練習が行われた東京ドームではなくジャイアンツ球場に姿を見せ、ファームのプロアマ交流・セガサミー戦を視察。故障からの実戦復帰となった大勢投手(24)と中川皓太投手(30)の投球に熱い視線を送った。

左ヒザ痛を患っていた中川がリハビリを終え、この日は8回のマウンドに上がって最速146キロの直球とスライダーで無安打投球。右肩違和感から復帰の大勢が9回からバトンを継ぎ、最速155キロの直球と変化球で1安打3奪三振に抑えた。阿部監督は「(2人が)ゲームにこうやって投げられるようになったんでね。だいぶ前進したと思いますよ」と満足げだった。

故障離脱前まで中川と大勢はそれぞれセットアッパー左腕、守護神として定着していた。しかしながら2人の「勝利の方程式」への復帰には競争が伴う。一軍はチーム防御率2・43で救援防御率2・30と投手陣が好調。中川が「一軍にいるピッチャー全員いいピッチャーばっかりなので。僕が復帰したからといって戻れるとも思ってないです」と覚悟すれば、大勢も「誰かと、誰かに勝たないと(一軍の勝ちパターンに)入れないと思います」と言い切った。

昨季2年連続Bクラスの要因として「救援陣の脆弱さ」が指摘された。2023年はチーム防御率3・40(リーグ5位)に対し、救援防御率は3・91(同6位)だった。

球団関係者も「以前のウチなら大勢と中川が同時に離脱したら、救援陣は崩壊していた。今はルーキーの西舘や守護神のバルドナードがしっかりと代役を務めてくれている」と述べ、救援陣の層の厚さをあらためて実感している。視察した杉内投手チーフコーチも2人の一軍復帰の時期について「そんなに急を要してはいないかなと思います」と口にし、まだ台所事情に余裕があることから焦らずに万全の復帰を目指す方向性を促した。

とはいえ、厳しい暑さとなる夏が本格化してくれば救援陣も〝勤続疲労〟を起こしてくる可能性は大。夏場の勝負どころで大勢、中川の存在が大きな意味を持ちそうだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください