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【都知事選】猪瀬直樹氏 小池氏VS蓮舫氏の〝女傑対決〟に苦言「そういう対立構図は残念」

東スポWEB / 2024年6月20日 11時36分

猪瀬直樹氏

東京都知事選(7月7日投開票)が20日告示。七夕決戦は3選を目指す小池百合子都知事(71)と前参院議員の蓮舫氏(56)による“女傑対決”の様相だ。作家で、日本維新の会の参院幹事長の猪瀬直樹氏(77)が都知事選に緊急提言。石原慎太郎都知事時代に副知事、その後、都知事を務め、都政に精通する猪瀬氏が訴えたのは――。

――女傑対決に注目が集まっている

猪瀬氏 キャッチフレーズだけの小池さんと、反対、批判だけの蓮舫さん。そういう戦いになってしまっているのは残念。

――2016年の都知事選では小池氏を応援した

猪瀬氏 都知事には権力があるけど、都議会の承認なしには予算は通らないし、政策も実行できない。当時、“都議会のドン”と呼ばれた自民党東京都連幹事長の内田茂氏が都政の妨げになっていた。都政を正常化させるためにも内田氏から公認候補として認められなかった小池さんを応援した。なのに今、小池さんは新たなドン・萩生田光一とくっついちゃった。

――自民党の裏金問題で立憲に風が吹いている

猪瀬氏 蓮舫さんが当選すると機能不全になる。少数与党だと予算も通らない。

――維新は音喜多駿氏を擁立する案もあった

猪瀬氏 音喜多に「どう?」って聞いたんだよ。だけど200万票取らないと勝てないから維新だけで出ても100万票。音喜多が出たら小池さんの票を食うだろうし、蓮舫さんが受かっちゃったら大変。蓮舫さんは「2位じゃダメなんですか?」って言ってるんだから2位でいい(笑い)。

――ネットでバズった元広島県安芸高田市市長の石丸伸二氏は第三極となれるか

猪瀬氏 一定程度の票数はいくと思うよ。でも、それは小池氏、蓮舫氏のアンチ層だから。彼にとっても(都知事選は)一つの練習台でしかない。

――小池氏は無痛分娩費用への助成制度拡充、蓮舫氏は現役世代の手取り増、少子化対策などを公約にしている

猪瀬氏 子育て支援は大事だけどこれだと物足りない。2人ともドメスティックなものばかりで話が小さい。東京をどうするかという問題は、実は日本をどうするかという問題。

――どういうことか

猪瀬氏 副知事時代には東京の地下鉄の一元化を進め、都知事として東京五輪招致を実現した。さまざまな政策を作り、その一つが特別養護老人ホームの不足を補うためのサービス付き高齢者住宅。厚生労働省と国土交通省の縦割りでできなかった取り組みを東京都から始めて、国もサービス付き住宅を始めた。東京都の政策で国が動くこともある。

――ビジョンを描けている候補者がいない?

猪瀬氏 作家にはビジョンがある。だから石原(慎太郎)さんは面白かった。東京を良くしたらこんなに日本が良くなるという大きな夢が語られなきゃいけない。国家ビジョンを含めてね。

――描く国家ビジョンとは

猪瀬氏 大阪都構想が再び議論されると思うが、首都・東京と副首都・大阪で日本列島を守る。政府が持っている実力部隊は自衛隊しかなくて震災などがあった場合は自治体任せ。震災が起きた時には高度な消防部隊や水道・下水道部隊などを持つ東京から職員を派遣しているのが現状。大阪が副首都になり高度な部隊を持ち東と西でカバーできる。そういった新しい日本改造論を描いてほしいよね。

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