【都知事選】清水国明氏が新橋で初の街頭演説「『あのねのね』のおかげで反応がいい」

新橋で街頭演説した清水国明氏

東京都知事選に出馬したタレントの清水国明氏が２０日夜、新橋ＳＬ広場前で街頭演説を行った。初めてとなる選挙の初日を振り返った。

清水氏は被災地支援などボランティア経験から災害対策の必要性を実感。東京はいつか訪れる首都直下型地震への備えが急務だと主張し、災害関連死を減らすなどの公約を掲げている。

演説でも「災害対策を第一に掲げています。災害が起きても閉じ込められることなく、安全なところに避難できるような疎開地を作り、臨みたい。今このまま地震が起きたらどうなるか。狭い所に押し込められて１か月、２か月、３か月という期間を過ごさないといけない。だから先に安全な場所を作りましょう」と、あらかじめ避難所を用意することを訴えた。

選挙初日を終えた清水氏に話を聞いた。「もうやめようかなと思った」とジョークを飛ばしつつ、これまで選挙に出ている候補者らが声を枯らしていることがどうしてかと気になっていたと指摘。「なんでと思っていたが分かった。こっち振り向いてもらおうと思うと声を張る。これが１７日間でしょ。もたないなあ。今日帰ってから作戦を考えます」と話した。

街頭での反応は悪くないという。「不安だったが、『あのねのね』と『噂の！東京マガジン』のおかげで皆さんが好意的に話しかけてくれたのでよかった。ただ僕がテーマにしている災害は今皆さんが恐れを感じていないから反応は薄い。災害対策は重要なことだと思っているけど、少子化やお金の問題の方が（反応がいい）。トーク内容を検討しないといけないかもしれない。僕はうまくいかないとファイトがわく」（同）

「あのねのね」は清水氏が原田伸郎と組んでいたフォークデュオ。笑福亭鶴瓶が一時期所属していたことでも知られる。知名度を都知事選候補者としての認知度に変えていけるか。