「蓮舫は昨日泣きました」辻元清美氏も加勢 陣営が〝蓮舫さん実はやさしい〟作戦に変更
東スポWEB / 2024年6月21日 6時28分
東京都知事選(7月7日投開票)の告示日となった20日、前参議院議員の蓮舫氏(56)はJR中野駅で第一声を上げ、夕方はJR新宿駅で街頭演説を行った。
第一声で蓮舫氏は「東京は華やかに見えます。でも、ものすごい速度で格差が広がっている。私がリーダーとなって東京を変えたいと思います」と訴え、強いリーダー像を印象付けた。
この日、透けて見えたのが蓮舫陣営の作戦変更だ。現職の小池百合子都知事を意識し「小池都政リセット」を掲げていたが、「リセット発言は、コメンテーターからも突っ込まれた。何よりも『批判ばかりの蓮舫』といったマイナスのイメージが先行してしまった」(永田町関係者)
その影響を気にしてか18日の公約会見では、「小池都政リセット」を封印。新たにチーム蓮舫が「蓮舫さん実は優しい人」をアピールした。
JR中野駅で行われた演説の応援に駆け付けた辻元清美参議院議員はマイクを握るといきなり「蓮舫は昨日泣きました」と切り出した。都知事選への立候補届を出した時点で蓮舫氏は自動失職となり、最後の参議院の日に「なぜ立候補をしたのか。その思いを語って涙を流したんです。その涙はとても美しいと思いました」と明かした。
JR新宿駅で行われた演説に駆け付けた応援弁士も代わる代わる「怖い、きつい、厳しい」の声がある蓮舫氏だが「実は優しい」と訴えた。マイクを握った弁護士の宇都宮健児氏は「小池都政は冷たい。都民の声に耳を傾けない」と指摘し「弱者に優しい蓮舫都政に転換していきましょう」と呼びかけた。
蓮舫氏は「私がきついと見えるのはなぜか? 20年間国会で皆さんが苦しいと思うことを皆さんの代わりに代弁してきたから」と理解を求め、「これからは東京都のために、包み込むような笑顔の蓮舫でリーダーになりたいと思います」と訴えた。
演説の終わりには蓮舫コールが沸き起こり「すごかった。やはり蓮舫さんは華がある」と陣営も手応えを感じ取った様子。〝蓮舫さん実は優しい作戦〟は成功するか。
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