ポスター掲示場“突貫工事”もトホホな結末…候補者怒り「国賠ものだ」 過去最多56人が立候補
東スポWEB / 2024年6月21日 6時29分
東京都知事選(7月7日投開票)が20日告示され、過去最多となる56人が立候補した。ポスター掲示場に候補者が貼れなくなる問題はどうなったか?
都知事選の過去最多は4年前の22人。今回は立花孝志党首率いるNHKから国民を守る党が事前に30人の擁立を予告するなどしていたため、東京都選挙管理委員会は最大48人のポスターが貼れる掲示場を設置し備えたが、次々と候補者が現れ、もろくも〝48人の壁〟は崩れた。
選管は49番以降の候補者に対し、掲示場の増設は困難のために行わないとしたうえで「透明のアクリル板を台紙代わりに支給するので、各自で掲示場の右左辺、上辺、下辺の余裕がある順に貼ってください」と発表した。
その後、実物が報道陣に公開されたが、アクリル板ではなく、ただのA3サイズのクリアファイルで、ポスターを挟んだうえで、画びょうで留めるというもの。雨風をしのぐためのビニール袋も渡されたが、あまりにも貧相だ…。
候補者の小林弘氏は報道陣を集め、掲示場で貼ってみせたが、クリアファイルの透明度が低く、ポスターがよく見えない上、風が吹くと揺れて隠れてしまい苦笑い。「クリアファイルはないほうがいい」とポスターをそのまま右辺に貼り、選管が用意したアイテムはいきなり無用の長物となった。
「選挙の公平さはどこにもない。同じ300万円を出していて、この差はあまりにもひどい。国賠ものですよ」と訴訟を本気で検討するとした陣営もあった。
また、ある候補者がほぼ全裸状態の女性の選挙ポスターを貼り、警視庁が迷惑防止条例違反の疑いで警告を出したことも発覚した。候補者陣営はポスターの撤去を始めた。
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