1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

大谷翔平リーグ単独トップの21号 〝6月男〟リードオフマンが無双モード突入

東スポWEB / 2024年6月21日 11時20分

大谷翔平の季節がやってきた(ロイター=USA TODAY Sports)

“ミスター・ジューン”の本領発揮だ。ドジャース・大谷翔平投手(29)が20日(日本時間21日)に敵地デンバーでのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。初回の第1打席で21号ソロを放ち、ナ・リーグ単独トップに浮上した。先頭打者本塁打は自身7本目で約2年ぶり。得意の6月に5戦4発と量産態勢に入り、いよいよ誰も手がつけられない無双モードに突入してきた。

まさに電光石火だった。ベッツの故障離脱により、4試合連続で1番で出場した大谷。その4球目だ。相手先発左腕・ブラックが投じた89・1マイル(約144・4キロ)のシンカーを完璧に捉え、29度の角度で打ち上がった打球は中堅フェンスを越えた。プレーボールからわずか2分。エンゼルス時代の2022年5月22日(同23日)のアスレチックス戦以来となる先頭打者アーチで、アッという間に先制点をもたらした。

2日前に同球場で放った20号は今季のMLB最長飛距離となる476フィート(約145・1メートル)。この日の一撃は427フィート(約130・1メートル)ながら、あの超特大弾をほうふつとさせる放物線を描いた。中堅方向へ長打が出続けているのは好調の何よりの証しだろう。しかも3球目までは徹底して外角低めに投げ込まれ、相手バッテリーは慎重に慎重を期していた。そんな中で真ん中付近に浮いてきた失投を、ワンスイング目で仕留めたのだから状態は明らかに上向きだ。

6月は自身も「シーズンの中で試合に一番慣れている月」と語っていた“大谷月間”。今季も漏れなく成績に表れ、今月は出場19試合目にして7発目だ。これは4、5月の月間本塁打数に並ぶ数字となっただけでなく、4月は26試合、5月は24試合でクリアしたものだ。今月はあと7試合残しており、さらに上積みすることは間違いないだろう。

2打席目はボール球をしっかりと見極めて四球。申告敬遠を含めて5打席に立ち、3打数1安打1打点でMLB通算775安打とした。これで青木宣親(現ヤクルト)の記録を塗り替え、日本選手では歴代単独3位となった。

文字通り、大谷が火付け役となり打線も奮起した。リードを3点に広げて迎えた4回には二死から2番・スミス、3番・フリーマンに2者連続本塁打が飛び出し、5点差に突き放した。敵地のクアーズ・フィールドは標高およそ1600メートルにあり、空気抵抗が少なく打球の飛距離が伸びやすいとされている。そんな「地の利」も味方につけた大谷から始まる上位打線の3発を含む計12安打。5―3で逃げ切り、ナ・リーグ西地区の首位を独走しつつ貯金17だ。

大谷がリードオフマンとなってからチームは3勝1敗。慣れ親しんだ2番からの打順変更について不安視されることもあったが、ここまで1番で打率4割4分4厘(18打数8安打)、2本塁打、7打点とどこ吹く風だ。ベッツ離脱の緊急事態にも最強の切り込み隊長が今後も打線をけん引しそうだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください