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【オリックス】「オリ姫」は「カープ女子」を超えたのか 10年間で増殖した女性ファン獲得の戦略

東スポWEB / 2024年6月22日 6時40分

多くの女性ファンたちがオリ姫デーのイベントに参加した

オリックスが「オリ姫」の声援を浴び、21日の西武戦(京セラ)で2―0と快勝した。この3連戦は恒例イベント「オリ姫デー」として行われ、グッズショップには午前中の開店前から長蛇の列が作られた。選手との撮影会やオリ姫ユニホームの引き換え、ハリセン配布、球場周辺の装飾や撮影スポットが設置されるなど、多くの女性ファンでにぎわいを見せた。25日からのソフトバンク3連戦でも行われる。

「オリ姫」は2014年に当時、世間に浸透していた「カープ女子」に対抗するワードとして生まれ、15年からさまざまな企画を連発してきた。山崎颯、山岡、宗、福田、山崎福(現日本ハム)、山本由伸(現ドジャース)ら〝ルッキズム〟を前面に出し「オリメン投票」や、K-POPアイドルやロックスターさながらのポスター、動画のビジュアルを展開。急増する女性ファンと連動するかのようにチームは21年から3連覇を成し遂げた。

すっかり世間に認知され、もはやライバルの「カープ女子」を越えた感もある「オリ姫」だが、球団関係者にその実感は全くないという。「全然です。あのころのカープ女子の取り上げられ方はすごかった。流行語大賞にもなったし、オリ姫はまだまだオリックスファンだけとか、大阪だけとか、局地的。賞がすべてではないけど、賞があった方がハクがつく。まだ全然超えていないですよ」(PR担当者)。

誕生のきっかけともなった「カープ女子」は13年ごろから火が付き、14年には「新語・流行語大賞」にトップ10入り。全国の球場を赤く染め〝イケてる女子〟として社会現象ともなった。

一方の「オリ姫」は選手主導の戦略となっており、選手の魅力をいろんな形で伝えることで女性ファンのハートをつかんできた。そのため賞のノミネートはないが、観客動員、広告収入など近年の〝オリックスバブル〟に大きく貢献したのは間違いないところ。

こうした背景を踏まえた上で、前出の担当者は「大きな仕掛けやアイデアも必要だし、継続していく部分も大事。頑張ってカープ女子を超えた、と実感したい」とさらなる拡大に尽力していく。

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