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渋野日向子 メジャー2勝目&五輪出場に危険な兆候「アドレナリンが出たかも」

東スポWEB / 2024年6月22日 14時49分

アドレナリンが出たという渋野日向子(ロイター=USA TODAY Sports)

米女子ゴルフの今季メジャー第3戦「全米女子プロ選手権」2日目(21日=日本時間22日、ワシントン州サマミシュのサハリーCC=パー72)、4位から出た渋野日向子(25=サントリー)は4バーディー、2ボギーの70で回り、通算4アンダーと首位と2打差3位で決勝ラウンドに進んだ。

出だしの10番パー4から3連続バーディーで本人も「びっくりした」というロケットスタート。後半の2番パー5の第3打がグリーン手前の池に入れるも、水しぶきを上げながらもピンに寄せるスーパーショットを見せ、見事なパーセーブでピンチを切り抜けた。渋野は「個人的には、ラッキーもあった1日だったので、このスコアで終われてよかった」と振り返った。

メジャー2勝目と逆転の五輪出場へ好位置につけた一方で、危険な兆候も見られた。最終9番パー3でティーショットをオーバーし、ボギーとしたことだ。渋野は「風も読んで10ヤード手前くらいキャリーのイメージだったんですけど、ちょっとアドレナリンが出たのかも。思ったよりも奥に、難しいところにいってしまった」と語っていた。

ビッグタイトルが近づいてくると、アスリートは自然と高揚し、アドレナリンが出て、さらに身体機能が高まる。優勝が迫るゴルファーが終盤に崩れてしまう原因ともされる。渋野自身が言うように、しっかりと計算しながらも大きくオーバーさせており、決勝ラウンドの対策としてクラブの番手を一つ下げるくらいの対応が求められそうだ。

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