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【ソフトバンク】23試合不発でも怖い山川穂高 〝殊勲〟の死球で活路「最高の状態になってくる」

東スポWEB / 2024年6月23日 0時24分

7回に死球で出塁し、同点につなげたソフトバンク・山川穂高

パ・リーグ首位を快走するソフトバンクは22日のロッテ戦(みずほペイペイ)に3―1の逆転勝ちを収め、貯金を今季最多の24とした。交流戦後のパ球団との最初のカードで連勝発進。6カード連続の勝ち越しを決めた。1―1の8回に周東が決勝の2号ソロを叩き込み、自己最長の8回を投げ切って1失点と力投した大津に5勝目をプレゼントした。

殊勲の周東は「あんだけ頑張って投げていたんで、負けはつけたくなかった」と白熱した投手戦を演じた大津をたたえつつ、値千金の一発を喜んだ。前回12日のヤクルト戦で7失点を喫してKOされた大津。「闘争心むき出しで全力で投げた。いつもより気持ちの入り方が違った」。今季から先発に転向した2年目右腕が115球の熱投の末に白星をつかんだことは大きかった。

この日の相手先発・種市は中盤まで強力ホークス打線を寄せつけなかった。試合後、小久保監督は「今季戦った中でも3本の指に入るぐらいの投手。相手投手ながら、本当に堂々たる投球だった」と振り返る。

潮目が変わったのは7回一死、4番・山川穂高内野手(32)の粘りの打席からだった。2球で追い込まれるも、そこからファウルでしのいで11球目に死球で出塁した。

「種市投手がめちゃくちゃ良くて、なかなか点が入らない中で(今宮)健太が(6回の守りで)スーパープレーをして、ピンチをしのいだ。そこからあの回に打席が回ってきた時に『絶対どうにかしよう』っていうのを(いつも以上に)強く思った」

本塁打と打点の2冠ながら、この日を含め23試合ノーアーチの山川。それでも1点差の試合終盤、相手バッテリーの強い警戒感がにじみ出る変化球主体の配球が、通算230発、本塁打王3度を誇るスラッガーの怖さを物語っているようだった。

山川の執念が風穴を開けると、これに呼応するように続く近藤が10球粘って左翼線へ二塁打を放って好機を拡大。柳町も2球で追い込まれながらも、粘って7球目を左翼へ同点犠飛を放つ。8回の逆転劇につながる攻撃だった。

3位ロッテに連勝し、11ゲーム差。昨季まで3連覇中の絶対王者・オリックスとは14ゲーム差をつけ、2位日本ハムとは9・5ゲーム差の独走状態にあって、さらに勢いがつきそうな逆転勝ちだった。

試合後、山川はたのもしい言葉で結んだ。「この集中している状態にホームランが乗っかってくれば、まさに、なんていうか最高の状態にきっとなってくると思います」。

不動の4番にスカッとする一発が出る日も近いはず。鷹が再び上昇気流に乗りそうだ。

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