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【バレーボール】VNL優勝王手の日本女子 強敵ブラジル撃破へ備えていた〝20点以降の戦い方〟

東スポWEB / 2024年6月23日 5時17分

決勝行きを決め、笑顔が弾ける女子代表(Volleyball World提供)

磨き上げた〝粘り強さ〟を発揮した。バレーボールのネーションズリーグ(VNL)ファイナルラウンド準決勝(22日、タイ・バンコク)、世界ランキング7位の日本は同1位のブラジルに3―2で勝利し、初の決勝進出を決めた。激闘を制した裏にあった苦い過去とは――。

高い高い壁をついに打ち破った。昨秋のパリ五輪予選は勝てば花の都行きが確定する一戦で、ブラジルに2―3で敗戦。要所で相手の気迫に押し負けるケースが目立った。そこで、今季は合宿などで各セットの20点以降の戦い方を強化。主将・古賀紗理那(NEC)はVNL前のインタビューで「今、自分たちができることや課題をクリアにしたり、自分たちの勝ちパターンを見つけることが大切。チームとして1試合ずつ勝っていきながら成長したい」と語っていたが、大一番で成果が形となった。

この日の第1セットは21―24と追い込まれながらも、途中出場の和田由紀子(日本協会)のスパイクなどで逆転。26―24で先取した。その後も一進一退の攻防が続いたものの、最終第5ゲームは12―11の場面で山田二千華(NEC)のサービスエースでリードを広げる。最後は石川真佑(ノバラ)が熱戦に終止符を打った。

昨秋の悔しさを晴らした選手たちは、輪をつくって喜びを爆発させた。古賀は「接戦だったがしっかり取ることができてホッとしている。私も終盤のところで集中してやっていたが、チームとして組織的なオフェンスができた。それが5セット目もしっかり勝ち切れた要因だと思うので、そこはプラスにとらえている」と満面の笑みを浮かべた。

23日の頂上決戦はイタリアと相まみえる。真鍋政義監督が「決勝まで来られたことは選手たちも大きな経験になる。明日は勝ってパリ五輪に行きたい」と言えば、古賀も「集中してしっかりコンディションを整えて戦っていきたい。そういう(世界一を狙える)チャンスは人生でほとんどないと思うので、明日はしっかり楽しんで試合したい」と気合十分。ブラジルを倒した勢いで、イタリアも飲み込んで頂点に立つことはできるか。

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