井上尚弥 グッドマンの対戦回避は〝敵前逃亡〟 元世界王者が指摘「できないことはない」
東スポWEB / 2024年6月24日 5時9分
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の今後に注目が集まる中、元世界王者の渡嘉敷勝男氏(63)がユーチューブ「トカちゃんねる」で井上の対戦相手を巡る動きを解説した。
井上は当初、次戦9月の相手としてIBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)に照準を定めていたが、グッドマン側が7月にノンタイトル戦を行うと発表したことで〝白紙〟に。代わって、WBO同級2位TJ・ドヘニー(アイルランド)が最有力候補に浮上している。
渡嘉敷氏は「すでにグッドマンは7月に試合を入れていた。すでに決まってたんだから、これはしようがない」と一定の理解を示しながらも「ただ、無理やり〝延長料金〟(違約金)を払えば、できないこともないんですよ。1回、キャンセルしてね」「もともと入っていた試合ではあるんですけど、それをキャンセルしてでも〝やろうよ〟と言うことはできます、ボクシング界は」と断言する。
その上で「でも、井上チャンピオンとの試合を延ばそうということにしたんだから、多少は『今すぐには無理かな、ちょっと研究させてほしいな、調整させてほしいな』というのはあったと思う。井上チャンピオンだって(前戦から)3か月しかないんだから調整期間なんてない。自信あったらやると思うんですけど、そこまで自信なかったんでしょうね」とグッドマン陣営の選択を分析した。
さらに「グッドマンはまだ25歳。まだ黒星つけたくない(18戦全勝)というのもあるし(年齢的に)まだ伸びしろがある。これから先も世界戦は待っていると思っているのか、今なら勝てない、もう少し期間があればと思っているのかもしれないし。そんなこと考えてたら、ボクシングなんてできない。世界タイトルなんて挑戦できませんよね」とピシャリ。元世界王者の視点から厳しく指摘していた。
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