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【新日本】〝史上最強のヤングライオン〟ボルチン・オレッグがG1出場の先に見据える野望

東スポWEB / 2024年6月24日 5時24分

矢野通を攻めるボルチン(右)

〝史上最強のヤングライオン〟の野望とは。新日本プロレス23日の茨城・神栖大会でG1クライマックス(7月20日、大阪で開幕)Bブロック出場者決定トーナメント1回戦が行われ、ボルチン・オレッグ(31)が矢野通(46)を撃破し準決勝(同3日、後楽園)に進出した。世界選手権5位などの実績を誇るレスリングエリートは、出場がかなわなかった五輪に代わって最高峰リーグ戦の舞台を目指す。

ボルチンの相手はNEVER無差別級6人タッグ王座を保持するパートナーの矢野。幻惑ファイトに苦しみながらも最後は変型首固めで3カウントを奪い、棚橋弘至との準決勝に駒を進めた。

昨年4月に超大型新人としてデビュー。キャリア1年3か月でのG1出場となれば、2000年の鈴木健三、03年の中邑真輔に次ぐスピード記録となる。くしくも今年はパリ五輪イヤーで、東京五輪出場がかなわなかったボルチンには特別な思いがある。

「プロレスで大きな目標を持たないと、何でレスリングで(パリ)五輪を目指さなかったのかと思われるじゃないですか。でも自分は東京が終わったらプロレスをやるつもりだったし、絶対に成功するつもりだったので。だから私の五輪はG1ですね」

母国カザフスタンや日本で、同級生やライバルたちがパリ五輪の切符を手に入れた。「石黒(隼士)とか86キロで五輪に出るのはすごい。メダルは絶対に取れると思うし、優勝するチャンスもあると思ってる。(高谷)大地も一緒に合宿をやっていた選手。私と同じくらいの年齢で、すごく頑張っているし応援してます」。活躍に刺激を受けているからこそ、自身もプロレスの世界で結果を残したいという。

G1に出場すれば、新日本では03年の中邑以来となる「プロレス大賞」新人賞も大きく近づく。しかし、ボルチンは「もらったらうれしいけど、それ以上の目標もいっぱいあるので。もしG1で優勝したら、MVPと両方取れるはずじゃないですか? あんなにレベルの高い大会なんだから」とより大きな目標を見据えている。

「初めてのカザフスタン出身レスラーとして、うまくいかなかったら、カザフスタンにもレスリングの選手にも迷惑がかかる。逆に自分が成功できたらカザフスタンからプロレスラーになりたい人も増えるかもしれない」。スケールも背負うものも大きい〝史上最強のヤングライオン〟が、G1への切符を手に入れる。

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