【広島】小園海斗 チームで唯一全試合出場…こだわる「価値ある凡打」とは
東スポWEB / 2024年6月24日 6時3分
セ首位を走る広島でチームで唯一、全試合出場を続けているのが小園海斗内野手(24)だ。開幕から1―2で惜敗した23日の中日戦(バンテリン)まで常にクリーンアップで起用され、リーグ3位の2割9分8厘。チームトップの25打点と中軸の役割を果たしつつ、自身初の3割突破を目指し奮闘を続けている。
一方で、今季は安打を示す「H」マークのつかない打席にも強いこだわりを見せている。快音と同様に重視するのが「打点がつく凡退」。これまで凡退した打席の中でも、チームにとっていい意味での転機となった実体験を踏まえてのものだ。
それは4月10日の甲子園での阪神戦。初回一死三塁から自らの遊ゴロの間に三走が生還し、打点を挙げた。チームは前日までリーグワーストタイの4試合連続完封負けを喫し、歴史的な貧打にあえいでいた。この打点のついた〝小園の遊ゴロ〟は、チームにとって実に37イニングぶりの得点でもあった。
藤井ヘッドコーチは、ここまでの試合で「最も印象に残る一打」としてたたえる。「初回にあの形で1点取った後、2回に一気に5点取った。ベンチもずっと重たい雰囲気だったし、あの小園のゴロで点が入ってみんなの気持ちが一気に楽になった。三走がホームに入った時にベンチの全員が『ワーッ!』と盛り上がったのはよく覚えてる。それぐらい価値のある凡打」と力説する。
小園も「ベンチに帰ってきた時に『ナイス!』っていうのは、みんなからめっちゃ言ってもらえましたね。自分でもあの打席は良かったなと思います」と振り返り「どういうところで1点を取れるか。僕も全試合で打席に立たせてもらっている。凡打でも自分がアウトでも1点をもぎ取ることで、チームを変えることもできる。そういう打席をどんどん増やしていきたい」と意気込む。
投高打低の球界で打率3割の高いハードルを越える目標を持つ鯉の24歳。そこに自己犠牲を兼ね備え、チームの勝利に貢献していく。
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