【中日】500試合登板達成！ 涌井秀章が明かす竜ナインの素顔「ブライトは冷麺を１本ずつ食べる」

節目の５００試合登板を果たした中日・涌井秀章

ドラゴンズの応援大使を務める「ＳＫＥ４８」の熊崎晴香が中日・涌井秀章投手（３８）を直撃。２０年目を迎えたベテラン右腕の味のあるインタビューを、３回にわたってお届けする。第１回では５００試合登板や、自身の今季の投球についての思いを吐露。多くのチームメイトから慕われる涌井が、中日ナインの知られざる一面について語った。

【中日・涌井秀章インタビュー（１）】

熊崎 １４日のロッテ戦（ＺＯＺＯマリン）で５００試合登板おめでとうございます。プロ野球史上１０９人目の記録ですがご自身ではどのような感想をお持ちですか。

涌井 ５００試合を投げたからどうこうっていうのは、本当になかったんですよ。試合数は正直、どうでもよくて。中継ぎであれば試合数は関係あると思うんですけど、ずっと先発としてやってきて勝ち星に意識を置いていたので。それが素直な気持ちです。

熊崎 でも、本当にすごい記録だと思います。涌井投手はキャンプでもそうなんですけど、トレーニングで走り込んだりされているじゃないですか。そういったことが長年続けていくための秘訣なんですか。

涌井 どうなんですかね。昔はそういうふうに言われてたと思うんですけど、今はいろいろなトレーニング法が出てきている。ただ、自分に合った練習方法っていうのが走ること。自分がやるべきことをやっているだけなんです。

熊崎 今季のご自身の投球（１１試合に先発して２勝４敗、防御率２・８７）についてはどう思われていますか。

涌井 数字は去年よりは比較的安定してると思うんですが、投げてる感じとしては正直、手応えはなくて去年の方がいいストレートを投げていた。もうちょっとしたら多分良くなると思うんです。だから伸びしろはあると思っています。

熊崎 これまで柳投手、小笠原投手、高橋投手をはじめ多くの選手の方にインタビューをさせていただいたんですけど、皆さん、涌井投手のことが大好きなんだなっていうことが伝わってきました。本当にチームの皆さんに慕われているというか。

涌井 いや、慕ってはないと思います。「涌井さんどうですか？」と聞かれたらそう言わざるを得ないじゃないですか。

熊崎 小笠原投手は「涌井さんは、みんなの涌井さんなんです」とおっしゃってました。

涌井 そんなつもりも一切なくて。年齢もだいぶ上なので、広く浅くですね。広く浅くです。

熊崎 涌井投手は選手の皆さんのこと、すごくよく見てらっしゃるなって思います。