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【ソフトバンク】〝戦犯〟寸前で救われたオスナ 不振の元MLBセーブ王が語る「現状」

東スポWEB / 2024年6月24日 6時4分

9回に逆転3ランを打たれ、うつむきながらベンチに戻るソフトバンク・オスナ 

パ・リーグ首位を快走するソフトバンクは23日のロッテ戦(みずほペイペイ)に延長12回の末、6―6で引き分けた。

2点リードの9回二死から絶対守護神のロベルト・オスナ投手(29)がまさかの逆転3ランを被弾。一時暗転しかけたが、直後に味方が同点に追いつき、ドローに持ち込んだ。65試合を消化して2位・日本ハムとは今季最大の10ゲーム差まで広げた。

この試合を落としていれば、責任感が強いオスナは自分を〝戦犯〟と責めたことだろう。それだけに逆襲への意欲はより高まったはずだ。交流戦から徐々に本調子を取り戻していた。この日、ソトに3ランを浴びるまで5月31日から7試合連続でセーブを挙げ、今月の防御率は0・00だった。試合後に「肉体的な問題はなく、むしろ状態はいい」と語ったように復調の兆しは確かにある。

開幕から不振が長引き、オスナは周囲への申し訳なさを募らせてきた。「野手の皆さんの援護を守れず、先発陣も頑張ってくれているのに、ふがいなくて本当に悔しい」。さらに自らに言い聞かせるようにこうも続けた。

「良くなるために持ち得る手段を尽くしている。このまま自分の悪い状態が続くとは思っていない。シーズンは長いので先発陣が苦しい時、打線が苦しい時もいずれ来ると思う。今、先発陣が長いイニングを投げて頑張ってくれていることを絶対に忘れない。彼らが苦しくなった時は僕が頑張るし、必ず支える」

オスナが強調したのは〝助け合いの精神〟だった。「勝つこと、負けないことで(自分を含め)救われる人がいる」とも言った。試合中のミスに対する反省は欠かせないが、負けないことで〝戦犯〟はいなくなる。「だから僕は勝ちたい。チームを勝たせたい。そこに早く戻りたい」と前を向いてきた。

MLBでセーブ王を獲得し、世界一も経験。最高峰のメジャーを見渡してもエリート中のエリートで、誰よりも勝利を追求してきた。オスナが〝戦犯寸前〟に追い込まれながらも負けなかったことは、残り78試合を見据えれば価値あるドローと言えそうだ。

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