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井上尚弥 元世界王者がフェザー級転向に慎重論「バタバタ倒すのを見たいなら、再来年まで我慢」

東スポWEB / 2024年6月25日 5時7分

井上尚弥

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の今後に注目が集まる中、元世界王者が早期のフェザー級転向を求める意見にクギを刺した。

井上は、次戦9月にWBO同級2位TJ・ドヘニー(アイルランド)と対戦することが濃厚。その後はWBA同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)や、IBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との対戦が有力視されており、フェザー級転向は早くても来年以降になる見通しだ。

そうした中、元世界王者の渡嘉敷勝男氏(63)がユーチューブ「トカちゃんねる」で井上の今後について言及。「12月には、おそらくアフマダリエフとやるんじゃないか。そしたら来年、グッドマン。あと1人、2人できるんで(ジョンリル)カシメロと誰か…。そこから再来年はフェザーに上がる。それが一番、体づくりにもちょうどいいですよね」「周りは『上がれ』と言うけど、フェザーで確実に(ベルトを)取るための体づくり。このクラスであと3、4人倒してフェザーに…」とスーパーバンタム級残留に理解を示した。

一方で、渡嘉敷氏は早急にフェザー級転向を求める意見には異を唱える。「(フェザー級に)すぐ上がります、接戦で苦しかったな、チャンピオンになったけどダメージもあったから、今回はいっぱい休まないといけない…。そんな試合、見たいですか? 井上チャンピオンだったら、バタバタッと倒すの見たいでしょ。それを言うんだったら、再来年まで我慢しましょうよ」と力説した。

その上で「フェザーも絶対、4団体制覇できると思いますから。これもファンのため。ファンがフェザーを制覇することを楽しみにしてるから、井上チャンピオンは今、ジワジワと上がってる。あと1、2年待ちましょう」と呼びかけた。

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