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【ソフトバンク】盤石投手陣で歴史的独走 加藤伸一氏が称賛する「小久保監督の手腕」

東スポWEB / 2024年6月25日 6時9分

先発に転向した大津(左)とモイネロ

ソフトバンクがパ・リーグの首位独走ロードを突っ走っている。24日現在、2位・日本ハムとは今季最大となる大台の10ゲーム差まで広げ、貯金も今季最多の24。投打で圧倒的な強さを誇っているが本紙評論家・加藤伸一氏は、今後もソフトバンクの勢いはますます加速し、さらに首位とのゲーム差は拡大すると分析する。その強さの根拠はどこにあるのか。

【インハイアウトロー・加藤伸一】ソフトバンクの強さにまったく陰りは見られない。この強さは本物。何と言っても投手力がズバ抜けている。特に先発陣がローテーションを7、8人で余裕を持って回せているのが大きい。その中でも今季から先発に転向した大津(5勝3敗、防御率2・30)とモイネロ(4勝2敗、防御率1・54)がきっちり仕事を果たしている。

昨季ルーキーイヤーだった大津はリリーフだったが、もともと先発タイプ。どうして1年目から先発させないのだろうと思っていたぐらいで、今季の躍進ぶりは私にとっては不思議なことではない。大津なら先発でこれぐらいやれて当然という目で見ていた。

中継ぎ陣も盤石だし、改めて「野球は投手」ということ。打線が打てなくても投手さえ点を与えなければチームは負けない。

野手陣では柳田が故障で離脱したが、主砲不在という穴をまったく感じさせない。山川は本塁打がなかなか出ずに苦しんでいるが、タイムリーは打っているし、そこまで心配することはない。ここで仮に主力の近藤がいなくなるような事態が起きたとしても今の鷹打線ならそこまで大きな戦力ダウンとはならないだろう。代わりの選手が次から次へと活躍できる戦力があるからだ。

もちろん、この独走は小久保監督の手腕あってのもの。コーチ陣がやりやすいように任せているし、ここまでに今季は育成枠から川村、緒方、仲田、佐藤直と4人も支配下登録されたが、みんないい働きを見せている。二軍監督時代から小久保監督は二、三軍の選手たちをじっくり観察していたので満を持してのことでは。これは指揮官の準備のたまもの。

今後も奇をてらうことなく、ここまで戦ってきた通りの采配を振るえば何の問題もないだろう。パ・リーグはもっか最下位の西武を除き2位から5位まではだんご状態。そうしたチームがソフトバンク相手にエース級の投手を当てにきて負ければかなりの痛手となるため、いずれAクラス狙いにシフトしてくるはず。そうなればソフトバンクにとってはさらに有利。歴史的な独走状態できっちり4年ぶりリーグV奪還のフィニッシュを決めそうだ。

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