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【都知事選】小池都知事 蓮舫氏にパーティー券、裏金追及され…まさかの〝サンドバッグ状態〟

東スポWEB / 2024年6月25日 6時21分

小池都知事(左)の「自民党安倍派」の過去を追求した蓮舫氏

火花どころか拳が見えた。東京都知事選(7月7日投開票)を巡って24日、都内で東京青年会議所とReHacQが開催するネット討論会が行われた。出席したのは小池百合子都知事、前安芸高田市長の石丸伸二氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、前参院議員の蓮舫氏の4人。横綱相撲と思われた小池氏だが、サンドバッグ状態に。中でも〝小池 vs 蓮舫〟の応酬に緊張感が走った。

冒頭の自己紹介などは和やかなムードすら漂ったが、候補者同士の質疑となるとそうもいかない。さっそく仕掛けたのは蓮舫氏だ。都知事選の争点に設定している神宮外苑再開発問題に関連して、蓮舫氏は小池氏に「まさかその外苑再開発の事業者から、都知事はパーティーのチケットの購入とか受けてませんよね」とブッコんだのだ。

小池氏は「パーティーの開催につきましては、法律に則った形で公表させていただいている。公開もさせていただいている」と回答。確かに適法であれば、事業者が小池氏のパーティー券を買っていてもダメというわけでもない。しかし、この回答に納得しないのが石丸氏だ。「今の質問はイエスかノーかで答えていただきたい。(討論会をネットで見ている)視聴者全員が思ったと思います」と追い込みをかけたのだ。

小池氏は「私はこれまでパーティーという形で開かせていただいており、その中にはさまざまな方々からご意見を伺い、時にはご協力もいただいている」と防戦一方。主催者から「イエスなのか」と問われるも「さまざまな方にご協力いただいている」と繰り返した。

とはいえ、この時点での小池氏はほかの候補に対する質問について「特にありません。皆さんのご意見を伺って参考にしたい」と述べる余裕があった。

その後も質問は現職の小池氏に集中。石丸氏からすったもんだのあった築地への思いを問われたり、蓮舫氏から犬猫殺処分について東京都だけ独自ルールを適用している理由を問われたりするなど、サンドバッグ状態となった。

イライラしたのか、主催者からの「東京では可処分所得が低いがどう変えるのか」との質問に答える中で、皮肉が飛び出した。小池氏は「ここは国策だと思う」とした上で「野党がもっと頑張ってくれればよかった」と蓮舫氏に矛先を向けたのだ。

蓮舫氏は「野党が頑張っても、与党が聞かないんですよね。なぜならば裏金に集中してますから」とさらに皮肉で返答。今度は小池氏が「その点をもっと国会で。もう蓮舫さんは国会の華ですよ。頑張ってほしかったですね」と返すなど、ヒヤヒヤするようなやり取りを見せた。

これに蓮舫氏は「今度は東京都の華になりたいのですが。ちなみに清和会(安倍派)に所属していた時は還流(キックバック)もらってましたか」と、ジャブどころかストレートを打ち込んだ。

小池氏は「ないです。パーティー券売らないと、戻してくれないわけでしょ?」と質問返し。蓮舫氏は「そのシステムは(清和会に)入っている方のほうが詳しい」と突き放した。

現職が防戦にまわりがちなのは討論会ではよくあること。とはいえ、蓮舫氏は「小池氏の話を聞けたのは勉強になった。私ならもっとやれると思った」と〝勝利宣言〟してみせた。

緊張感漂うやり取りに盛り上がり当然、第2弾、第3弾が期待されるが「防戦を強いられる展開になりがちな現職の小池都知事にとってはメリットが少なく、再び討論会の場が設定されるかは謎です」(政界関係者)

各社の世論調査でリードしている小池氏は、再び出てくるのか。

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