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【新日本】内藤哲也 モクスリー戦連敗ならG1出場権譲渡も「過去には認められた例もあるわけで」

東スポWEB / 2024年6月26日 5時11分

珍しくたこ焼きをおごってくれた内藤哲也

新日本プロレスと米AEWの合同興行「Forbidden Door(FD)」(30日=日本時間7月1日、米ニューヨーク)でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38)に挑戦する内藤哲也(42)が、必勝の十字架を背負った。4月の新日本シカゴ大会でベルトを奪われた相手との再戦は背水の陣。至宝奪回に失敗した場合は「G1クライマックス」(7月20日、大阪で開幕)の〝出場権譲渡〟の最終手段も示唆した。

決戦へ向けて渡米する25日、聖地ファミレスだとつい長居して搭乗に支障が及びかねない内藤は、記者を行きつけの都内たこ焼き屋に招集。焼きたてをほおばりながら「ベルトを流出させてしまったのは俺なので、責任を持って取り戻してきますよ」と意気込んだ。

ベルト奪取後のモクスリーは、新日本マットへの単発参戦が続いている。内藤がFDで奪回に失敗した場合、G1も2008年大会以来実に16年ぶりに最高峰王者不在での開催となってしまう。挑戦者は「それは避けたいですよね。プロレスの知識があまりない状態で会場に来ていただいたお客様からしたら、この団体で誰が一番強いのか決めるリーグ戦に『え、チャンピオンがいないの?』となって意味が分からないと思うので」と、危機感をあらわにした。

そもそもモクスリーがG1にエントリーされていないことに内藤は「オファーしてないのか、したのに断られたのかは気になりますけどね」と懐疑的な視線を投げかける。その上で、仮にモクスリーに連敗となった場合は、自身のG1出場権を〝譲渡〟することも辞さない覚悟だという。

「モクスリーのスケジュールが空いているのかも、新日本が認めるかも分からないけどね。ただ、過去には認められた例(16年大会前に小島聡が天山広吉に譲渡)もあるわけで。もしベルトを取り返せなかった場合、俺よりも俺に連勝したIWGP世界王者の方がよっぽどふさわしい存在にはなってしまいますよね。なにしろ『グレード1』の戦いですから」

もちろん至宝奪回は至上命令。現時点では7月5日東京武道館大会に王者として地元凱旋を果たすことしか考えていない。同大会では6人タッグ戦で、高橋ヒロムと初の師弟対決も控えている。「タイトルマッチでもシングルマッチでもないですけど、ベルトを持った上で彼の前に立ちたいですよね。何しろ私は師匠ですから。初めて対角線に立つのであれば、そこは師匠としての意地を見せたい」と目を輝かせた。

言いたいことを言い終えた内藤は「神栖大会(23日)では、ついハチマキで首を絞めて悪かったね…。おわびに、たこ焼きおごりますよ」と珍しく太っ腹な姿勢を見せて空港へ。だが、取材を進めると、熱心なファンが内藤の誕生日(22日)祝いとして2箱分の代金を同店に差し入れしていたことが発覚。制御不能男は身銭を切ることなく非人道的な悪行を相殺し、晴れて機上の人となった…。

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