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菅前首相の〝岸田批判〟に永田町ザワつく 「若手に自民党再生を託した」という意見も

東スポWEB / 2024年6月26日 18時41分

菅前首相

菅義偉前首相の発言が波紋を広げている。

26日発売の月刊誌「Hanada」8月号インタビューで、自民党の政治資金パーティーをめぐる岸田文雄首相の対応に言及。同党派閥の政治資金問題について菅氏は「岸田総理大臣が派閥を解消したことを評価しているが、やるならすべての派閥を一気に解消するべきだった。加えて岸田総理大臣自身も派閥と同じような処分を自身に科し、責任を取るべきだったのではないか」と述べた。

23日の文芸春秋のオンライン番組でも、菅氏は9月の総裁選を念頭に「刷新が大事だ」と〝交代論〟をチラつかせ「自民党を覆っている嫌なムードを払拭する機会にならなければならない。自民党には若い優秀な人たちがしっかり政策を戦わせ議論する。おのずと意欲ある若手が出てくるのではないか」と述べた。

次期衆院選にも触れている。「自民党にとっては厳しい戦いになるだろう。政権交代もあり得るくらいのことを考えて臨まなくてはならない」

マスコミ各社による世論調査で内閣支持率が過去最低を更新した岸田首相。国会最終盤の目玉となった党首討論では、国民民主党の玉木雄一郎代表から「四面楚歌じゃないか。野党の協力が得られない、公明党からも『グズグズしている』と言われ、自民党のなかからも総理の責任を問うような声が公然と出てきている」との質問に「私自身は四面楚歌であるとは考えておりません」と険しい表情で答えた。

菅氏が公の場で岸田首相に対する批判を強めていることに党内の一部議員は「若手議員に〝自民党再生〟を託したメッセージだ」と解釈。党内の現状認識をこう示した。

「過去のリクルート事件や東京佐川急便事件の政治改革では、党内全派閥がいったん解消された。だが、この改革で政策・親睦グループとしての存続が認められた影響で、派閥が再び復活し、今回の裏金事件につながった。今度の総裁選でも過去と同じ動きが起こる可能性がある」(自民党議員)

総裁選を見据え、若手議員の間では小林鷹之元経済安保相の名前も挙がっているが「現時点で目に見えた行動がなされていない」(同)という。

菅氏の発言で永田町は急にザワつき始めている――。

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