チャールズ国王の「ポケモン」スピーチで浮き彫りになったヘンリー王子夫妻の孫との距離

天皇皇后両陛下を迎えた晩餐会でスピーチするチャールズ国王（ロイター）

チャールズ国王が２５日夜、天皇皇后両陛下を迎えて晩餐会を開き、スピーチで英国でも人気のキャラクター「ポケモン」に言及したことでヘンリー王子側の孫との距離が浮き彫りになった。英紙エクスプレスが２６日、報じた。

チャールズ国王は「ポケモンの『全部ゲットだぜ（Ｇｏｔｔａ ｃａｔｃｈ ’ｅｍ ａｌｌ）』というフレーズは孫たちには響くかもしれないが、私にとってはおそらく高望みですね」とスピーチした。

孫には、ウィリアム皇太子＆キャサリン皇太子妃側のジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子、ヘンリー王子＆メーガン妃側のアーチー王子とリリベット王女の５人がいる。

孫の話題に触れたことで、残念ながら国王とアーチー王子とリリベット王女との関係が遠いことが強調されてしまった。

ヘンリー王子夫妻は現在カリフォルニア州モンテシトを拠点としている。誕生日などの特別な機会にはテレビ電話で国王と話をすると思われるものの、孫を連れて国王に会いに行くことはめったにない。

２０２１年６月に生まれたリリベット王女は、ヘンリー王子夫妻が王室離脱し米国移住後に生まれたため、国王に会ったのは一度だけだ。

以前、王室専門作家のトム・クイン氏は英紙ミラーに対し、「陛下は末っ子の孫たちにもっと会いたがっており、米国訪問も計画されている。カリフォルニアにいるヘンリー王子と孫たちを個人的に非公開で訪問する可能性は十分にある。国王はアーチーとリリベットに会いたくてたまらない。このままでは、温かく優しい祖父として記憶してくれないのではないかと心配している」と明かしている。