【広島】末包昇大が離脱しても勝てる〝赤ヘル全員野球〟 得意の7月に抜け出すか
東スポWEB / 2024年6月27日 5時27分
実に不思議なチームだ。首位・広島は26日のヤクルト戦(マツダ)に5―1で快勝した。
2カードぶりに勝ち越した一戦は、チーム力を試される側面もあった。試合前に20日の中日戦で左太もも裏に張りを訴えていた中軸の末包昇大外野手(28)の登録抹消が決定。リーグ戦再開後の25日までの4試合で8得点にとどまり、お世辞にも褒められた得点力ではなかった。そこへ追い打ちをかけるようにチームトップの6本塁打をマークしていた和製大砲が不在となれば、より苦しい戦いを強いられることが決まったも同然だったからだ。
ただ、そんな窮地でも〝全員野球〟で乗り切るところが何とも赤ヘルらしい。この日は1番から上位打線を固めた秋山、野間、上本の〝ベテラントリオ〟が躍動。秋山が2安打2得点、野間が1安打1得点、上本も2安打2打点とグラウンドを駆け回り、勝負を決めてみせた。
新井貴浩監督(47)は中でも攻守で活躍した上本を「今日はタカシ(崇司)さんの日ですね」と絶賛。交流戦明けから約1か月半ぶりに故障から復帰したベテランの復活に目尻を下げた。
2位・阪神とは3・5ゲーム差に広げ、貯金は今季最多タイの「8」。しかも7月は新井政権にとってもゲンのいい月でもある。指揮官就任1年目の昨季は7月12日から球宴を挟み、同27日まで怒とうの10連勝。新井政権最長の連勝記録となっただけでなく、5点差以上はわずか1試合で、2点差以内の接戦を7試合も勝ち切った。守りの野球を掲げ「少ない好機をものにして僅差で勝つ」という今季の戦いぶりと酷似している。
最も避けたい同一カード3連敗を喫したのは3度。連勝も連敗も最長で「5」と浮き沈みが少ないことこそが、首位を走る今季の特徴と言える。4位まで4ゲーム差の混戦模様に変わりはないが、今後も指揮官のタクトがさえれば〝得意の7月〟に頭ひとつ抜けだす可能性もありそうだ。
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