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【オリックス】2位まで4・5差… 自力V消滅で早くもチームから〝CSにらみ〟の声

東スポWEB / 2024年6月27日 6時11分

自力V消滅も意に介していないオリックス・中嶋監督

パ5位に低迷するオリックスは26日のソフトバンク戦(京セラ)に1―5で完敗し、69試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。先発の東が6回途中を3失点で降板し、打線は相手先発・大関の前に太田のソロだけに終わった。

再び借金5となり、首位のソフトバンクとは15・5ゲーム差。中嶋監督は散発4安打に終わった攻撃面に「チームで何とかするということを徹底しているはずなんですけど、それが見えないということはやっぱり何かが違うんだろうと思いますけど…」と険しい表情を見せ、現時点で自力Vが消滅したことには「(シーズンの)半分終わってないですよ」と意に介さなかった。

FA加入した西川をはじめ森、杉本、頓宮ら主軸の低調に加え、序盤から故障者が続出。戦力がそろわず、現在も中川、山崎、山岡、平野佳、宇田川、小木田ら連覇の立役者が不在のままとなっている。ナインは「ソフトバンクを見るんじゃなく、目の前の試合だけを見る」と気を引き締めるが、借金生活から抜け出せず、浮上のきっかけをつかめない。

逆転Vが絶望的な状況となり、チーム内からは早くも「団子状態から引き離されないことが絶対だ」と〝CSにらみ〟の声も聞かれている。

「ソフトバンクは柳田なしで7割近い勝率(7割3厘)だし、若い選手だけでなく近藤がいるのが大きい。もう落ちてくることはないだろう。それよりも2位から5位まで差があまりない。ロッテも11連勝したのにその後がダメだし、どこも波に乗れていない。西武に取りこぼしをしなければチャンスはある。混戦になればウチに分がある」(チーム関係者)

2位・ロッテまで4・5差。この3年間、最後の最後までもつれた展開を制してきただけに意気込みは衰えない。

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