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菅前首相の岸田批判が波紋 元自民党議員は「政権交代した方がいい」 立憲に〝必勝法〟伝授

東スポWEB / 2024年6月27日 6時12分

存在感増す菅氏だが…

9月の自民党総裁選を前に菅義偉前首相の存在感が増している。菅氏は26日発売の月刊誌「Hanada」のインタビューに登場。裏金問題に関する岸田文雄首相の責任論について「首相は処分を自身に科し、責任を取るべきだった」と言及したのだ。関係者の間では菅氏がキングメーカー視されている。

菅氏は23日のネット番組でも退陣要求とも受けられかねないほど岸田氏の責任に踏み込んでいただけに、今回の発言も物議をかもしている。次期衆院選についても「厳しい戦いになる」と政権交代の可能性もあり得ると危機感を示した。

菅氏が公の場で岸田氏に対する批判を強めていることに党内の一部議員は「若手議員に〝自民党再生〟を託したメッセージだ」と解釈している。総裁選を見据え、若手議員の間ではポスト岸田に小林鷹之元経済安保担当相の名前も挙がっているが「現時点で目に見えた行動がなされていない」(自民党議員)という。

菅氏の発言で永田町が急にザワつき始めているなか、自民党の元衆議院議員で税理士の安藤裕氏は取材に次の総裁選では菅氏がキングメーカーになると指摘した。

「ポスト岸田に『この人がいい』っていうのはないのですが、菅さんが決めた人がなると思います。今、菅さんが品定めをしているところです」と明かした。ポスト岸田には先述の小林氏以外に石破茂元幹事長、茂木敏充幹事長、加藤勝信元官房長官、河野太郎デジタル相、上川陽子外相、小泉進次郎元環境相なども挙がっている。

中でも国民からの期待が高いのは石破氏だが…。安藤氏は「あまり仲間作りがうまくない。石破派って作ったけど、すぐバラバラになった。メディアに露出してて、なんとなく保守派っぽいから国民人気があるだけ」と評した。

河野氏や小泉氏らにも期待できないとし、政権交代するしかないとぶちあげた。「自民党のままだったから失われた20年が30年になった。とりあえず、その流れを変えるためにも、政権交代はさせた方がいい」と主張するのだ。

政権交代するためのアドバイスを立憲民主党に送った。「立憲民主党は、消費税廃止とかで旗を立てて、それで政権交代するのが良いです。それで勝てば、財務省も抵抗できないですから、消費税減税できます。とにかく経済再生だけで信を問う。その方が、保守派もついてくると思う」とした。

政権交代後しばらく〝ねじれ国会〟となるが「衆議院でできた波を消さずに、参議院選挙に突入できれば、参議院でもかなり勝てると思います」と持論を述べた。

政権交代の流れができるのか、キングメーカー菅氏が流れを変えるのか。

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