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寅子感激?初の女性検事総長誕生へ 法曹三者のトップ2人が女性に

東スポWEB / 2024年6月28日 14時26分

検察庁の庁舎

28日の林芳正官房長官記者会見で官庁幹部人事が公表され、検察トップの検事総長に畝本(うねもと)直美東京高検検事長(61)が就くことになった。7月9日付。戦後33代目で初めて女性の総長が誕生する。折しもNHK朝ドラでは、女性初の弁護士の1人となるなど、法曹界で道を切り開いた三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」が放送中。劇中のヒロイン寅子(伊藤沙莉)らの活躍が数十年後に新たな果実をもたらした格好だ。

今年は2月の日弁連会長選で渕上玲子氏が当選し、75年目にして初めて女性会長が生まれたばかりだった。判検弁の法曹三者のうち、2つのトップが女性になる。

林官房長官は個別の人事への言及を避けたが、人事について「本人の人格、識見、経験などを踏まえて適切に行っておりまして、畝本氏についても検事総長として適任であると総合的に判断して任命した」と語った。一般論として「女性活躍や意思決定における多様性の確保は重要であり、政府においては男女共同参画基本計画に基づき、女性国家公務員の採用、登用の取り組みを引き続きしっかりと進めて参ります」とも述べた。

甲斐行夫総長の後任として、検察ナンバー2の東京高検検事長・畝本氏の昇進は順当な人事と言える。一方で有力候補と目された辻裕教氏(元法務事務次官、元仙台高検検事長)は世論の反対を呼んだ黒川弘務元東京高検検事長の定年延長問題への関わりもあってか、退官して弁護士になっている。

これで、女性が未就任の法曹三者トップは最高裁長官のみに。現在の戸倉三郎長官の経歴を見ると、最高裁事務総長と東京高裁長官などを歴任。最高裁判事の女性は生まれて久しいが、この2つのポストも男性独占なだけに、道のりは険しそうに見える。

くしくも「虎に翼」では現在、最高裁長官の星朋彦(平田満)が寅子の上司として登場中。来週の予告編にはその息子航一(岡田将生)の姿があった。史実によると、嘉子は初代最高裁長官・三淵忠彦の長男乾太郎と1956年に再婚する。73年に浦和家庭裁判所所長。女性初の裁判所所長だった。未来は〝寅子チルドレン〟に託されている。

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