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【取手競輪・GⅢ水戸黄門賞】関東勢は5車結束で打倒脇本雄太を目指す「別で、はなかった」

東スポWEB / 2024年6月29日 18時42分

吉田拓矢(中央)は小林泰正(左)と坂井洋の2人に前を託す

取手競輪の令和6年能登半島地震復興支援/大阪・関西万博協賛競輪GⅢ「開設74周年 水戸黄門賞」は29日、3日目を行った。関東勢は吉田拓矢(29=茨城)、吉沢純平(39=茨城)、芦沢辰弘(35=茨城)の地元3人に坂井洋(29=栃木)、小林泰正(29=群馬)の5人が決勝に勝ち上がった。

決勝メンバーが出揃った後、しばらくして坂井と小林が取材ゾーンに現れ、坂井が「泰正の番手になりました」と緊張の面持ちで話し、小林が「先頭で頑張ります」と決意を表明した。2人はともに「4、5番手を固める気持ちもあったし、まとまる」という思いで一致していたという。

遅れて登場した地元の吉田も「別で、はなかったです。洋、泰正と話して、ほぼすんなり決まりました。4、5番手でも、と2人は言ってくれたけど、それはできないので」と話し、4番手に吉沢、5番手に芦沢で関東は結束する。

脇本雄太(35=福井)には山口拳矢(28=岐阜)がマークを表明。山口は「初日に付いていないけど、脇本さんに話して、付いていいよ、と言ってもらいました。選手として魅力のある人なので」と、こちらも緊張の面持ち。

脇本は「こういう機会じゃないと回れないし、自分としては前向きに拳矢君と話しました」。守沢太志(38=秋田)と松本貴治(30=愛媛)はそれぞれ単騎で「厳しいのは事実」と苦悶の表情だった。

また、脇本にラインができることを知った小林は「その方が戦いやすい。脇本さんがラインの動きをしてくるわけでしょう」と不敵な笑みを浮かべていた。

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