現在４５歳 国民的美少女・小田茜の中学卒業写真 地元・栃木から新幹線通勤の日々振り返る

小田茜（９４年3月）

【今週の秘蔵フォト】１９８０～９０年代の美少女ブームでひと際輝いていた存在が小田茜だ。９０年に第４回全日本国民的美少女コンテスト（オスカープロモーション主催）でグランプリを受賞して芸能界に。当時は何と小学６年生だった。９１年にはＮＨＫ大河ドラマ「太平記」でドラマデビューという破格の扱いを受ける。目鼻立ちが際立った大人びた顔立ちで“第２のゴクミ（後藤久美子）”と話題になった。

歌手としても９２年３月「あなたがいるからここにいる」でデビューを果たす。中学生ながら超売れっ子の日々を過ごした。

９４年３月には地元・栃木県内の中学校を卒業した小田のインタビューが掲載されている。制服姿で卒業証書を手にほほえむ姿は何とも初々しい。

「えっ、泣かなかったかって？ 今どきの中学生は泣かないですよ。泣いていた人はクラスで数えるくらい。友達と別れるより、高校への期待のほうが大きかったから」と笑顔で語った。

３年間、地元の栃木から仕事のたびに新幹線通勤をしていた小田は「あまり学校行事に参加できなかった。唯一、参加できたのが修学旅行（京都・奈良）。友達と夜中までおしゃべりできて楽しかった」と中学生活を振り返っている。

４月から高校生活をスタートさせる小田は「いろんなことに挑戦してみたい。英会話も勉強したいし、アメリカやヨーロッパにも留学してみたい。仕事の方では映画や舞台もやってみたい。私って好奇心おう盛なんですよ！」と期待に胸をふくらませた。

その後も多くの映画やドラマで活躍。２００２年の毎日放送制作のドラマ「ピュア・ラブ」ではヒロインを務め、好評のため第３作まで続いた。０８年に結婚して北海道に移住。長男出産を機に芸能界を離れるが、昨年には配信ドラマ「季節のない街」（ディズニープラス）で１４年ぶりに女優復帰を果たした。まだ４５歳。愛くるしさは健在だけに、新たな活躍に期待したい。