【MLB】最下位低迷カブスの投手が味方にブチ切れ「守備に失望」「フラストレーション蓄積」か
東スポWEB / 2024年6月30日 16時36分
カブスは29日(日本時間30日)、敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦に5―3で競り勝った。
「4番・右翼」で先発出場した鈴木誠也外野手(29)は3打数無安打に終わったが、同点の8回に四球を選んで出塁すると、続く5番のハップが決勝2ランを放って試合を決めた。ただ、試合中には不穏な空気も漂っていた。先発した左腕のジャスティン・スティール投手(28)がベンチで味方にブチ切れたのだ。
4回の攻撃で1点を勝ち越した直後、スティールは連打を許して無死一、三塁のピンチを招いた。すると次打者の遊ゴロで三塁走者を本塁で刺せず、一塁をアウトにする間に同点に追いつかれた。その後は一死一、二塁まで広がったピンチを「6―4―3」の併殺で切り抜けて傷口を最小限にとどめたが、ベンチに戻ると怒りが爆発。左右のこぶしを握りながら2度、3度…と周囲の仲間たちに向かって大声を張り上げながら怒鳴り散らしたのだ。
米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」では「守備に失望したようだった」「彼はチームメートを本気で怒鳴った」「カメラには彼がチームメートに向かって叫び〝目を覚ませ〟と促しているように見えた」「スティールの反応は多くのフラストレーションが蓄積された結果だろう」「スティールの暴発は初めてではないが、今回の一件は最も激しかった」と報じた。
結果的にスティールは6回3失点で勝敗つかず、今季12試合目の先発でも未勝利のまま(3敗)。チームは39勝45敗の借金6でナ・リーグ中地区の最下位に低迷している。この日の試合に勝利したとはいえ、仲間でいがみ合っている場合ではなさそうだが――。
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