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【F1】角田裕毅〝差別発言〟の衝撃 即謝罪も…今後の移籍、スポンサー契約に出かねない悪影響

東スポWEB / 2024年7月1日 5時10分

レース前には笑顔も見せていた角田裕毅だが…(ロイター)

F1のRBに所属する角田裕毅(24)がオーストリア・グランプリ(GP)予選でザウバーの周冠宇(25)に向けて差別発言を行ったことで、波紋が広がっている。角田に対しては4万ユーロ(約690万円)という高額な罰金処分が下され、本人も全面的に謝罪。スポーツ界は差別問題に敏感になっており、今後のレーサー人生への影響も懸念されている。

角田は29日に行われた予選Q1(1回目)のピットレーンで、周に割り込まれる形になったことに腹を立て、放送禁止用語と差別用語を連発。これがチームとの無線で明らかになった。

問題が発覚後、審査委員(スチュワード)は角田を呼び出して事情聴取を実施した。角田は問題の発言を認めた上で、英語の意味を「誤解していた」と釈明。それでも差別発言は重大な事象と判断されて、4万ユーロという高額な罰金が科された。ただ、角田が速やかに反省と謝罪の意を示したことを受けて、スチュワードは今季終了まで半額の2万ユーロを猶予し、同様の違反がなければ残りの罰金を免除する裁定を出した。

角田は自身のXで「今日無線で言ったことについて深くおわび申し上げます。明らかに故意に使ったわけではなく、私自身もその正確な意味を完全に誤解していました。今ではその言葉の意味をより理解しており、自分の言ったことについて深くおわびします。このような言葉は許されません」と謝罪した。

今回の一件は世界中の大手メディアが反応し、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は「角田裕毅が差別的発言を行ったとして罰金」、英紙「ミラー」が「侮辱的な言葉を使ったことで非難を浴びる」などと報じて騒動が拡大。周の母国である中国でも激しい批判が起きている。

そうした状況もあり、角田の今後を不安視する声も出ている。さまざまなスポーツを扱うマネジメント事務所関係者は「スポーツ界では近年、差別的な発言は特に神経をとがらせている。国際的な市場のF1では大問題で、今後移籍する際や、スポンサーを獲得する上で障害になる可能性もある」と危惧する。

F1は特に人権意識の高い欧州や米国などにファンが多く、各チームに関わる自動車会社やスポンサーも国際的な大企業が多い。角田が差別発言を行ったという事実は今後も残ってしまうため、移籍やスポンサーなどの契約の際に問題視される懸念があるのだ。

差別発言騒動が角田のレーサー人生に大きな影を落としかねない。

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