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【日本ハム】ソフトバンクに〝完敗〟で高まる「2位狙いにいくべき」の声

東スポWEB / 2024年7月1日 6時8分

日本ハム・新庄監督は現実路線に方向転換するか

ついに貯金が底をついてしまったが…。日本ハムは30日のソフトバンク戦(エスコン)に3―10で大敗を喫し、引き分けを挟んで今季初の5連敗。手負いの状態でも首位を独走する鷹に本拠地でスイープされた上に、いよいよ14ゲーム差まで引き離されたことを受け、〝現実路線〟への方針転換を推す声も上がっている。

打線は8回までゼロ行進で救援陣が終盤の8、9回に計8失点。4月19日から守り続けてきた貯金生活が終わりを告げ、最多「9」あった貯金は1か月足らずで消え去った。

今回の3連戦には山崎、伊藤、加藤貴の先発3本柱をそろえた中での3連敗。しかも相手は絶対的な主軸・柳田を故障で欠き、主砲の山川も1か月以上ノーアーチが続く。日本ハムとしては万全の状態で首位を追撃する絶好機だったにもかかわらず、勝率7割超を誇る鷹軍団に子供扱いされてしまった。リーグ3位は変わらずとも14差に広がり、もはやリーグ優勝は絶望的な状況。今回の3連敗で受けたショックは計り知れないが、日本ハム周辺では「今後の戦いへ、いい意味で踏ん切りがついたのでは?」と前向きに捉える声もある。

というのも、これまでチームは首位追撃に向けて全精力をつぎ込み、主力の先発投手陣を惜しみなくソフトバンク戦に投入してきた。だが、今回の結果でも分かるように実力差は歴然としている。だからこそ改めてチームの目標を「Aクラス入り」に設定。「ソフトバンクを快走させ、チームは今後2位を狙いにいくべき」という声が高まりつつあるのだ。

そんな雰囲気を察したからだろう。ある球団OBは「日本ハムは若手主体のチームで、シーズンを通して活躍した選手は松本剛と万波ぐらい。そんなチーム事情もあり現在はレギュラーほぼ全員が疲労のピークに達している」と分析した上で「このままむやみにソフトバンクを追っても、ズルズルとゲーム差が広がるだけなのは首脳陣、選手も今回の3連敗で十分理解したでしょう。であれば、日本ハムは今後、ソフトバンクを追うのをやめ、リーグ2位のロッテや4位の楽天、5位のオリックスとの戦いに注力していくべき。幸い、このどん底のチーム状況でもAクラスの3位を死守していますから。今後のチームの目標を明確にしてくれたという意味で、今回の3連敗を日本ハムは前向きに捉えてほしいですね」と語った。

新庄剛志監督(52)の耳にもそんな声が届いているのか、すでに先発ローテの再編に着手。この日の試合後には「気持ちの切り替え? できる、できる。間違いなく。(貯金がなくなって)次がちょうど開幕戦でスタートなんでね。全員が調子悪くなってるから。ま、でもこういう時もありますよ」と話した。

次カードは2日から2位・ロッテとの3連戦。見事なまでの返り討ちに遭ったことを逆手に取り、再び上昇気流に乗れるか。

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