【バレーボール】石川真佑 ＶＮＬ準決勝でのブラジル撃破が「自信になった」

五輪でのメダル獲得を目指す石川真佑

バレーボール女子パリ五輪代表の石川真佑（２４＝ノバラ）が、ネーションズリーグ（ＶＮＬ）の〝男女アベック銀メダル〟に刺激を受けている。

１日に発表された女子代表メンバーが、都内で練習を公開。東京五輪から２大会連続の出場となる石川は「率直に五輪に出られるのがうれしいし、さらに結果を求めてやっていきたい。いろんな経験を経てやってきているので、東京五輪の時とはまた違う新しい気持ちで臨めると思う」と大舞台への自信を見せた。

６月まで行われていた女子ＶＮＬでは銀メダルを獲得した。決勝こそイタリアに敗れたものの、準決勝でブラジルを３―２のフルセットの末に、最後は自らのスパイクで撃破。「勝つことができてうれしかったし、自分が１点を取り切ることができて良かった。相手のブロックも高い選手だったけど、意識をせずに思い切って打つことができた。あのような競った場面で一つ自分が点数を取れたのは、自信になった」と成長を実感している。

男子のＶＮＬファイナルラウンド決勝（３０日＝日本時間１日、ポーランド）で、日本は東京五輪金メダルのフランスに敗れた。しかし、兄の祐希（２８＝ペルージャ）がチーム最多１７得点を挙げ、ベストアウトサイドヒッターに選出された。真佑は「（男子決勝は）結果だけ確認した。国際大会で男女でメダルを取れたのは自分たちにとって自信になるし、バレーボール界にとってもすごくいいことだと思う。そういった結果を、パリ五輪につなげられれば一番いい」とさらなる活躍を誓った。