1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

【新日本】IWGP世界ヘビー奪回の内藤哲也「王者としてG1制覇」にこだわる理由

東スポWEB / 2024年7月2日 5時9分

内藤哲也はベルトを奪回して得意のポーズを決めた(©All Elite Wrestling)

新日本プロレスと米国・AEWの合同興行「Forbidden Door」(30日=日本時間1日、米ニューヨーク州)で行われたIWGP世界ヘビー級選手権は、挑戦者の内藤哲也(42)がジョン・モクスリー(38)を撃破し第10代王者に輝いた。次なる使命は真夏の祭典「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)の連覇だ。実に24年ぶりとなる王者でのG1制覇が、現在の新日本に必要な理由とは――。

4月の新日本シカゴ大会でベルトを奪われた相手との雪辱戦。内藤は、モクスリーの必殺技デスライダーを浴びながらも3カウントだけは許さない。最後はバレンティアからデスティーノを炸裂させ逆転勝利を収めた。

大会後に取材に応じた内藤は「改めて海外でプロレスの難しさを感じましたね。ただ、だからこそ面白いし、だからこそ俺はいまだにプロレスが好きなのかもしれないなと」と激闘を振り返りつつ、「とりあえずはベルトを取り戻せてホッとしてますよ」と安堵の言葉を口にした。

海外に流出していた至宝奪回に成功したことで、連覇がかかるG1は王者での出場が決定。王者の優勝は過去に武藤敬司(1995年)、佐々木健介(2000年)の2回しかない。そして内藤は、現在の新日本に必要なのはこの24年ぶりの記録達成だと主張する。

その理由は昨年の自身の扱いにある。オカダ・カズチカが生み出した「権利証システム」により、13年大会以降のG1覇者には翌年1月4日東京ドーム大会でのIWGP王座挑戦権が与えられてきた。だが、同システムは22年、オカダによって事実上廃止に。昨年の内藤は優勝直後に挑戦時期が明言されなかったため権利証を〝自作〟したが、争奪戦直前に団体から東京ドームでの挑戦が本人不在の会見でシレっと発表されるズンドコ劇に巻き込まれた。

「確かに権利証システムは、最初は新鮮味がありましたよ。それが何年も続くと、G1から東京ドームまで期間が長すぎるんじゃないかとか疑問も出てきたわけで…。それでいざ廃止されたらされたで、去年の俺の中ぶらりんな扱いを見れば分かるように、会社としてG1覇者をどう扱っていいか分からなくなってしまっているんでしょう」と分析する。

長年続いた「G1覇者が年間最大興行で王者に挑戦」を断ち切る最も単純な方法は、王者がG1を制覇することだ。「どうせ今年も何も考えてないんでしょ? G1覇者以外の挑戦者でも1月4日東京ドーム大会は盛り上がるんだということを、久しぶりに証明しないとダメなんじゃないかなと。俺が優勝して、挑戦者を指名することでね」と〝マンネリ打破〟を義務づけた。

今年のG1は2ブロック制が復活し、公式戦の試合時間も20分から30分に戻った。内藤は「意味の分からない史上最多(出場人数)みたいな売り文句もなくなりましたしね。数年前まで行われていた、おそらく俺が見てきた中で一番いいやり方がこれじゃないですか」と歓迎する。

さらに「何で30分に戻すのかは、ひと言欲しかったですね。スピーディーな試合展開はもう期待されていないのかなと。新しいことを取り入れるのは悪くないけど、それにしても最近の新日本プロレスにはちょっとツッコミどころが多いですね。本当に会社として議論が行われてるのかな? 誰かの意見が押しつけられてるんじゃないの? そこらへん、あなたもちゃんと取材…」と不穏なことを言い始めたところで残念なことに電波が急激に悪くなり、国際電話は切れてしまった…。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください