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【巨人】18歳左腕・黄錦豪との育成契約 「大成した例が…」台湾球界から向けられる鋭い視線

東スポWEB / 2024年7月2日 5時13分

新たな戦力を預かることになる巨人・阿部監督(左)と杉内投手コーチ

阿部巨人の「育成手腕」が試されている。巨人は1日に台湾の18歳左腕・黄錦豪(ファン・ジンハオ)投手と育成契約を結んだと発表した。NPB球団だけでなくMLBからも注目されていたホープで、未来のエース候補としても期待されるとともに、台湾球界からは鋭い目も向けられている。

伸びしろ十分の若武者だ。黄錦豪は最速146キロの直球とスライダーやカーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を操り、台湾のアマチュア球界が誇る将来性抜群の逸材だ。本人は球団を通じて感謝を伝えるとともに「一軍のマウンドに立てるように、チームのために一生懸命頑張ります」と意気込んだ。

育成契約ながら期待の高さはピカイチだ。台湾球界の関係者は「彼はいい素材を持った投手で、巨人と契約するということもあって注目度もさらに増しています。今は日本球界で活躍するためにすでにフォークの習得に励んでいますし、私も台湾球界の一員として彼が日本で成功することに期待しています」と早くも前のめりだ。

ただ、大きな期待とは裏腹に「シビアな声」も出ているという。前出関係者はこう解説する。

「これまで巨人には呂明賜(ロ・メイシ)や姜建銘(ジャン・チェンミン)など数多くの台湾人選手が在籍しましたが、中卒や高卒入団の投手で大成した例があまりありません。それだけにファンの心境も『巨人の育成制度でどう育つのか』と期待半分、心配もあるというのが現状です」

2006年には当時15歳にして最速149キロを誇った林羿豪(リン・イーハウ)が育成ながら鳴り物入りで入団。支配下昇格も果たしたが、一軍登板はわずか2試合にとどまり、未勝利のまま戦力外に…。同時期には同じく台湾出身の李昱鴻(リン・イーフォン)も在籍していたが、支配下にもなれず育成契約のままチームを去った。

阿部監督も「(若い)台湾人選手で日本に来て活躍しているのはまだ見たことがないからね。一番活躍したのはイーハウくらい」と振り返る。それだけに「(黄錦豪は)いいものを持ってそうだから、日本の野球と生活に慣れて頑張ってほしいなと。ぜひ成功してほしい」と大成を切に願った。

黄錦豪が飛躍を遂げれば阿部巨人の育成手腕は台湾でも広く認められ、日台の強固なパイプライン形成にもつながる。若き左腕の未来に東シナ海の向こうからも熱視線が注がれる。

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