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【豊橋競輪・ジャパンカップ】たくましさを増した藤井侑吾「地元2人のどちらかが優勝できれば」

東スポWEB / 2024年7月2日 19時19分

中部のエースに成長した藤井侑吾が2強対決に割って入る

豊橋競輪FⅠ「ジャパンカップ×HPCJC×昇龍杯争奪戦」は3日、最終日を迎える。S級決勝は松井宏佑(31=神奈川)、森田優弥(25=埼玉)の同期対決に注目が集まる中、地元の藤井侑吾(29=愛知)も気力、気配充実。小細工なしの力勝負で2強対決に割って入る。

地力の底上げを随所で感じさせる。前2走は1着こそないものの、脚をフルに使って流れを完全支配。準決後の「気持ちが弱かった。警戒されて位置も取れないんだから、突っ張ってしまえばよかった」という振り返りにも貫禄が漂う。今や中部の主力に成長した叩き上げの大砲は、日に日に存在感、たくましさを増している。

それでも、まだ良化は道半ばだという。「3月の落車(鎖骨骨折)でしばらくウエートができなかったから、その影響で体が当時より小さくなっている。もっとよくなる余地はあると思っています」。

パワー、スピードがGⅠ上位級であることは、準決まで進んだ先月の高松宮記念杯で証明済み。中部のエースとして、さらに上を狙える手応えと覚悟が、今はある。

初日特選は豪快な1周駆けで松井宏佑を苦しめ、森田優弥にはレースをさせなかった。仕掛けひとつで間違いなく好勝負に持ち込める。好枠を味方に再度、磨きがかかっているカマシがツボにはまれば…。「地元2人のどっちかが優勝できるような走りはするつもり」。この決意表明も現実味を帯びてくる。

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