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米兵による沖縄女性への性暴力事件 野党は猛批判「政府ぐるみの隠蔽と言われても仕方がない」

東スポWEB / 2024年7月2日 19時45分

「隠蔽」と批判された上川外相

林芳正官房長官は2日に開いた会見で、沖縄県で起きた米軍兵士による女性に対する性的暴力事件について「今回の事案が発生したことは極めて遺憾だ」と述べた。

同県で相次いで発覚した同事件をめぐっては、外務省と捜査当局の間で共有された情報が、同県に伝わっていなかった。林氏は「在日米軍に関わる事件や事故が地元の方に不安を与えることがないよう、どのようなことができるか関係省庁と検討したい」と述べ、米国のエマニュエル駐日大使に対し、遺憾の意を伝え、米側に事件や事故防止の徹底を求める意向を示した。

一方、野党側からは同事件に対する政府の対応に意見が聞かれた。

立憲民主党の岡田克也幹事長は「事件そのものは極めて遺憾であり、いつまでこんなことが続くのかと。沖縄の方々はもちろんですが、我々も米軍のやっている不始末について心から怒りを表明したい」と述べた。

今回の事案が同県に伝わっていなかったことについては「外務省は事案の性質からプライバシーの保護が必要だというような説明をしているようですが、外務省にプライバシー保護をする権限ってあるのかと。私は全くないように思うんです。それを判断するのは結局、(沖縄)県なんだと思う。その県に(事案が)伝わっていないと根拠もなく認めてしまっているのは遺憾で、外務省の誰が止めて判断したのか。外務省は明確にしてもらいたい。事案の性格上、大臣まで決裁が上がっていた可能性が私は高いと思いますが、そうであれば上川外務大臣にきちっと説明していただきたい」と政府側に要求した。

日本共産党の小池晃書記局長は国会内で開いた会見で「許しがたい状況だと思います。昨年12月に事件が起き、3月に起訴した時点で、外務省は把握していた。私は外務省に発覚直後に聞きましたが、外務省も首相官邸も承知をしていた。つい先日の6月25日に沖縄の慰霊の日まで明からかにしてこなかった。政府ぐるみで隠蔽していたと言われても仕方がない経過ではないのか」と指摘した。

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