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【日本ハム】〝球宴ジャック〟を手放しで喜べないチーム事情 「後半戦に向けてマイナス」の声

東スポWEB / 2024年7月3日 5時12分

試合前にファンとハイタッチを交わす新庄監督

やや〝心中複雑〟といったところかもしれない。23日(エスコン)、24日(神宮)の両日に行われる「マイナビオールスターゲーム2024」のファン投票最終結果が2日に発表され、日本ハムから球団史上最多となる9選手が選出された。

前半戦のチーム快進撃に加え、今年の球宴初戦は本拠地・エスコンフィールド北海道での開催。そんな好条件が重なって、日本ハムの主力選手が指名打者部門を除く全ての部門で1位に躍り出た。新庄監督も笑いながら「僕は7回出て、優秀選手3回、MVP2回、7回のうち5回」と自らの球宴歴を振り返りつつ「それくらいを目標にして、連続で賞をもらえるように、みんな。やっぱりそれは大事なこと」と選出された選手たちに向け、エールを送った。

一方で、この〝球宴ジャック〟は今や手放しで喜べない状況になりつつある。チームが失速気味の中、出場選手が球宴出場によって十分な「夏休み」を取れない可能性が高まっているからだ。

通常、球宴に出場しない選手はこの期間中、実質4日間の休養日が与えられる。各チームは主に球宴終了翌日に練習日を設けているとはいえ、その内容は軽め。各選手がこの期間中に前半戦の蓄積疲労を一掃するためだ。だが、日本ハム勢は球宴に大量選出されたことによってレギュラー陣の大半が、このメリットを享受できなくなる。

球宴は「お祭り」とはいえ、試合は試合だ。しかも球宴出場選手は後半戦初戦が本拠地戦(26日、西武戦)のため、北海道と東京の移動を強いられる。単純に往復するだけでも疲労がたまる長距離移動を1泊2日で強行しなければならない。

球団関係者の間でも「本拠地球宴で多くの選手が選出されたのはうれしい半面、大量選出により選手たちが〝球宴休み〟を取れないことは、後半戦に巻き返しを図りたいチームにとってマイナスになってしまうかもしれない」と不安の声が出るのも無理はない。

2日のロッテ戦(エスコン)は8―3で快勝。連敗を「5」で止め、貯金1で借金生活に陥る危機も回避した。月が変わった上にファン投票による大量選出の盛り上がりにより、日本ハムとしては「7月反攻」といきたいところ。周囲の不安を一掃するためにも、球宴までに前半戦のような好調ぶりを取り戻せるか。その戦いぶりが注目される。

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