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20年ぶり新紙幣で詐欺横行 狙われる高齢者…プレミア紙幣への交換謳う手口も

東スポWEB / 2024年7月3日 6時6分

日本銀行

約20年ぶりとなる新紙幣の発行が3日から始まった。1万円札は実業家の渋沢栄一、5000円札は教育家の津田梅子、1000円札は微生物学者の北里柴三郎が顔になる。新紙幣となるたびに便乗した詐欺が行われるが、どのような手口が考えられるのか。

国民生活センターは、予想されるトラブルとして、「『旧紙幣は使えない』『新紙幣と交換する』などと言って、紙幣をだまし取ろうとする事例の発生が予想されます」と注意喚起している。新紙幣発行後も過去に発行されたすべての紙幣は使えるが、使えなくなると勘違いした人をだます詐欺師が出てくるわけだ。

例えば「旧紙幣が使えなくなるから」と言われ交換を求められたり、「その新紙幣は偽札だ」と言われ交換を求められたり、金融機関の職員を装った者から「新紙幣と交換する」と言われたりすることが予想される。

実際、警視庁によると、高齢者が金融機関の職員をかたる人物から「新紙幣交換のためお金を取りに行く」との電話の後、訪ねてきた人に現金をだまし取られる被害がすでにあったという。

詐欺事情通は「詐欺師は、キャッシュレスが進んでいる中年や若者相手ではなく、現金主義の高齢者を狙うでしょう。造幣局などの架空のニセ部署から、所持する旧紙幣を回収する旨を記したハガキが郵送される詐欺があるかもしれません。インターネットで情報を得ることをしない高齢者は、架空の部署からハガキで告げられたらうのみにしてしまうかもしれません」と語る。

日銀は3日午前に本店と全国の支店から民間金融機関に新紙幣を引き渡す。個人や企業は、金融機関窓口やATMなどを通じて新紙幣を手にすることができる。その際、記番号のゾロ目やキリ番など、将来価値が出る札を手に入れようとする人もいるだろう。

「手数料を払えば将来プレミアが付くいい番号の新紙幣に交換できるなどとそそのかして、詐取する手口があるかもしれません」と同事情通は指摘している。注意が必要だ。

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