【都知事選】「会いに行ける蓮舫」で小池都知事を猛追 石丸氏と無党派層〝争奪戦〟

演説する蓮舫氏

東京都知事選（７月７日投開票）に立候補している前参院議員の蓮舫氏（５６）が２日、東京メトロ東西線西葛西駅で街頭演説を行った。

蓮舫氏の演説を聞くため、駅前には人だかりができるほどの人気ぶり。マイクを握った蓮舫氏は「東京都知事候補の蓮舫です。会いに来ました！」と挨拶すると拍手を浴びた。

現職の小池百合子都知事に対抗心を燃やす蓮舫氏は、この日も小池都政を意識した政策を訴えた。「現職は強い。とても大きい。８年間の経験。いろいろな企業とのつながり、いろいろな団体とのつながりがあるでしょう。でも、私は絶対に負けたくない。これまでの８年間を点検して、まだまだ改める所がいっぱいある」と指摘。

「私に仕事をさせてください。都知事のための都政ではなくて、都民のための都政を始める７月７日にしたいと考えています。よろしくお願いします！」と呼びかけた。

掲げるキャッチフレーズは「会いに行ける蓮舫」。ただ街頭演説は平日１回、土日は２回というペースで、ちょっと少ないように思うが、陣営関係者によると練り歩きなどを積極的に行い「会いに行ける蓮舫」を実践しているという。

選挙中盤の各社の情勢調査では、リードする小池氏に蓮舫氏が続き、石丸氏が猛追する展開。ネットを中心に人気を集める石丸氏は無党派層に支持を広めつつある。無党派層の取り込みについて陣営関係者は「そういう話はよく聞かれるけど」と苦慮している様子。ただ圧倒的な知名度を誇る蓮舫氏だけに街に出れば集客力は抜群。「会いに行ける蓮舫」で無党派層を取り込めるか。