【阪神】〝蜃気楼投法〟や! 快投・大竹耕太郎が投球時の「不思議な動き」を自ら解説
東スポWEB / 2024年7月4日 5時8分
〝蜃気楼投法〟で鯉狩り成功や! 阪神・大竹耕太郎投手(29)が3日の広島戦(マツダ)に先発。7回97球を投じて2安打1失点(自責点0)で、今季5勝目(4敗)をゲットした。
4回には持ち味の緩急を存分に生かした投球が光った。一死から2番・野間に対して76キロと132キロの直球を続けて三ゴロ、上本に対しても72キロと143キロの直球を連続で投じ、投ゴロに打ち取った。試合前時点で通算成績9戦7勝と〝お得意さま〟相手にこの日も快投。「追い込まれる前に勝負決めようという割り切りが見えたので、それをうまく利用して。今日はポジ思考で全部できたと思います」と振り返った。岡田彰布監督(66)も「今日は余力残しとったけどな。あの緩い球放れるいうことは自信持っとんやろな。タイミング外すというかな」とうなずいた。
そんな好投を披露した大竹は、セットポジションに入る際に腰を左右に細かく揺らしながら投球するスタイルだ。この不思議な動きは「表面の筋肉を使わずに、体の奥の細かい筋肉をうまく連動させるため」だといい「細胞が常に振動している、常に自分が波打っているという感覚の中で動かしていく。トレーニングからそういう意識をしています」と説明する。
さらに、自身と同じ左投げ左打ちの投手だった杉内(現巨人コーチ)も現役時代に出演したテレビ番組で「自分が水のような感覚でやっている」と話していたそうで「地震系じゃないですけど、蜃気楼みたいな感覚は常に持っとかないといけないなと。見やすいフォームがあるし、コントロールもあると思うので。もちろん意識しすぎずというか、無意識に近い感じですが」と明かした。
自身の体を知り尽くしているからこそできる〝蜃気楼投法〟。大竹ワールド全開の投球法で、今後も虎党を沸かせるピッチングを披露してくれそうだ。
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