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【新日本】棚橋弘至 G1連続出場ストップで複雑な胸中「現実を受け止め、今後の身の振り方を考えます」

東スポWEB / 2024年7月4日 5時15分

ボルチン(奥)に敗れた棚橋弘至

まさかの結末に――。新日本プロレスの3日後楽園大会で「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)Bブロック出場者決定トーナメント準決勝が行われ、棚橋弘至(47)がボルチン・オレッグ(31)に敗れ、大会連続出場記録が「22」でストップ。〝予選敗退〟となったエースは本紙に胸中を明かし、珍しく悲壮感を漂わせた。

NEVER無差別級6人タッグ王座を保持するパートナー・ボルチンとの準決勝。左ヒザへの一点集中攻撃でペースを握ったが、最後はカミカゼを連発され痛恨の逆転負けを喫した。G1の最多連続出場記録は、キャリアわずか1年3か月の〝史上最強のヤングライオン〟によって止められてしまった。過去3度のG1優勝を誇るエースが、祭典の舞台に立つことすらかなわなかった。

試合直後のバックステージでは「明日から、来年のG1の準備をしようか。俺が最速でスタート切るから」と前を向いたが、大会後の取材で複雑な胸中を明かした。「(記録が)途切れちゃいましたね。世代の波というか、今日のボルチンが若き日の棚橋という…。やられてコメント出し終えた瞬間に、そういえば俺が先輩に勝った時、先輩はどんな気持ちだったんだろうと、やっと思えたというか」

昨年末に団体史上4人目の選手兼社長に就任した。多忙な生活がリング上に影響している可能性はないのか。棚橋はこの問いに対し「それはないです。そういう影響があるのであれば、僕は(社長業を)引き受けていないですから。単に他の選手が僕よりももっと練習をしている。そこの競い合いで負けたんだっていうね」と全面否定する。

とはいえ5月と6月の「ALL TOGETHER」2大会、6月30日(日本時間1日)のAEWとの合同興行「Forbidden Door」と大舞台で連敗が続いている。さらにここに来て最前線の象徴でもあるG1の舞台にもたどり着けなかった結果は重い。

「この現実を受け止めますよ。そして今後の身の振り方を考えます。僕が今回の負けをどうとらえて、どういう姿を見せるか。僕もまだちょっと混乱している段階なので。やっぱりね…意地もありますから。素直に受け入れられない、一レスラーの魂がまだ残っている。今回それに気づけたので、収穫があったと思わないと」と自身に言い聞かせるかのように言葉を紡いだ。

永田裕志、天山広吉ら第3世代も40代後半でG1を〝卒業〟してきた。若手の躍進により出場権を失った今回の棚橋も、大きな岐路に立たされていると言って過言ではない。長年にわたり団体をけん引してきたエースは、もう一度輝きを取り戻せるのか――。

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