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浜崎あゆみが大泣きした無名時代 広末涼子は「主役以外やりません」橋口監督が秘話

東スポWEB / 2024年7月4日 6時10分

橋口亮輔監督

映画監督の橋口亮輔(61)が3日、都内で最新作「お母さんが一緒」の公開を記念した過去作の特別上映イベントに登場。1995年の「渚のシンドバッド」上映後、同作に出演した歌手デビュー前の浜崎あゆみとの交流を明かした。

「渚の――」は、親友の吉田に想いを寄せるゲイの伊藤と、性被害過去をもつ転校生少女・相原の三角関係を軸にした、高校生男女6人の青春群像劇。浜崎は相原を演じた。

橋口監督はオーディションを振り返り「デビューしたばっかりの広末涼子さん、14歳の広末さん来ててね。もう他の人とは全然違ってましたよ。だから一応吉田君の妹役っていうのがあったでしょ。あれ、妹役でキャスティングしたんですけど『主役以外やりません』って断られたんです」と明かした。

最後の最後、マネジャーに連れられて来たのが浜崎だ。配給会社の人に「監督、この子見てやって下さいよ」と言われ、相原が精神科のカウンセリングを受けるシーンの「すごい難しいセリフ」を浜崎に読ませた。

当時浜崎は17歳。その演技力に橋口監督は〝ウワァ~!〟と魅かれ、オーディション部屋から浜崎が出て行った瞬間、「あの子にしましょう!」と相原役に決めたという。

翌日、浜崎はロングヘアを肩までバッサリ切ってきた。リハーサル初日には、セリフを完璧に覚えてきた。「もうそのまんま(フジテレビの)月9(ドラマ)に出ても全然構わないってくらいの芝居してましたよ」

ただ、橋口監督が求める演技とは違った。「この映画ではやめてね」と言うと、浜崎はウヮア~っと泣き出した。2人きりの演技指導では、椅子に座る橋口監督の前で、浜崎は体育座りしポロポロずっと泣いていた。監督は「あゆみのまんまでいいんだよ」と言って励ましたという。「そこからあゆみは変わりましたね。もうあのまんまになりましたよ」

1週間の長崎ロケで泊まったビジネスホテルでは、役者の少年少女が毎日、橋口監督の部屋に来た。多感な時期で、浜崎はそこでも「お母さんとケンカしちゃって…」「友達が私のこと分かってくれなくて…」などと告白しながら泣いていた。監督は「そっか~」と聞いているだけ…。

ところが、隣が配給会社の怖いプロデューサーの部屋で「うるさい! 早く寝ろ!」と怒られた。「監督が、現場が終わって宿に帰ってからも若い子をしごいてる、泣かせてるってことになって、『違うんです』って説明しても全く聞いてもらえずみたいな、そんな感じでした」

この日、橋口監督の元には、浜崎の母親から大きな箱入りの花が届いた。同封のメッセージには「早いもので、あゆみも45歳になりました。その節は監督の寺子屋(リハーサル)に行って、いろいろと人生勉強をさせていただきまして…」みたいなことが書かれていたという。

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