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【AEW】「禁断の扉」で敗れたクリス・ジェリコ 柴田勝頼&ジョー&フックにイス&火の玉で報復

東スポWEB / 2024年7月4日 18時34分

フック(下)をテーブル葬にした(奥右から)クリス・ジェリコ、ビッグ・ビル、ブライアン・キース(ⓒAll Elite Wrestling)

米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が3日(日本時間4日)に放送され、〝ラーニング・ツリー〟クリス・ジェリコ(53)が、〝ザ・レスラー〟柴田勝頼&サモア・ジョー&フックに報復を果たした。

新日本プロレスとの合同興行「Forbidden Door(禁断の扉)」(6月30日=同1日)では、ジェリコ&ビッグ・ビルに新日本のNJPW WORLD認定TV王者ジェフ・コブを加えたトリオが、柴田&ジョー&フックに完敗。かつてWWEやECWで暴れ回り現在はAEW中継で解説を務めるタズの息子、フックが活躍し、おきて破りのジューダス・エフェクトでジェリコから金星を挙げた。

この日、柴田&ジョー&フックは、ブライアン・ケイジ&ビショップ・カーン&トーア・リオナと対戦したが、試合前にジェリコが例によってマイクを持ち「ハーイ、ガイズ!(やあ、みんな!)」と現れた。「禁断の扉」ではフックが勝利した後に、父親のタズが実況席で立って拍手をしていたことを問題視。「タズは公平であるはずだ」として、ヤングバックスの許可を得たといい、セキュリティーによってタズを退去させた。

ジェリコが代わりにゲスト解説を務めた6人タッグ戦は、柴田がケイジ、フックがカーンを裸絞めで捕らえ、ジョーもリオナをスリーパーホールドでタップさせた。抜群の連係で快勝したが、試合後にジェリコ軍のビルとブライアン・キースがイスを手に乱入。ジョーと柴田に襲い掛かった。中でもキースには、柴田から右腕にストンピングをくらって負傷した恨みがある。右腕のアームスリングを外すと、パイスイスを柴田の背中に浴びせた。

さらに動けない柴田の左腕をイスで固定した上に、イス攻撃を浴びせた。左腕に大ダメージを負った〝ザ・レスラー〟は、場外に下りるしかなかった。リング内ではジェリコも加わり、フックを暴行。ビルがチョークスラムでテーブル葬に処した。報復に成功した〝ラーニング・ツリー〟は「ハーイ、ガイズ!」と笑顔で観衆に手を振って、大ブーイングを浴びた。

ジェリコ軍はバックステージでもフックを襲撃。ジェリコは何とフックの顔面に火の玉を投げつける蛮行を働き、「バ~イ、フック!」と言い放った。

柴田はこの日、帝王・高山善廣の支援大会「TAKAYAMANIA EMPIRE 3」(9月3日、後楽園)での鈴木みのる戦が発表されたが、ジェリコ軍との抗争はまだまだ続きそうだ。

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