1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【西武】〝無双モード〟の武内夏暉に敵将・小久保監督絶賛「ルーキーの中でダントツ」

東スポWEB / 2024年7月5日 5時1分

ヒーローインタビューを終えた武内夏暉はガッツポーズ

獅子の新人が〝無双モード〟に入った。西武・武内夏暉投手(22=国学院大)が4日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で8回を119球、散発4安打で無四球無失点の快投を見せ、無傷の5勝目をマーク。防御率も1・10とした。

ソフトバンク戦は3戦2勝、計24回を投げ、わずか1失点で防御率0・38と驚異的な数値を記録。加えて新人の開幕5連勝は2015年の巨人・高木勇人投手以来で左腕に絞れば、1993年の西武・杉山賢人投手以来31年ぶりの快挙となった。

この日もキリキリ舞いにさせられた敵将・小久保監督が「だいぶバテているとしても、ルーキーとは思えないピッチャーですよね。滝沢のエラー(6回周東の三ゴロ)のところだったり廣瀬(8回相手守備のお見合い)のところだったり、普通は少し崩れるところでも崩れない。ルーキーの中でダントツじゃないですか」と思わず賛辞を送るほど圧巻の投球内容だった。

借金24を背負った最下位球団で光り輝く希望の左腕は「(地元福岡での勝利は)いつもとひと味違う気持ちがあります。とてもうれしいです。無駄な四球を無くして走者をためないように気を付けて投げました。目の前の一戦一戦を戦ってこれからも勝ち星を積み重ねていきたい」と謙虚に足元を見つめていた。

その武内が登板した全9試合でスタメンマスクをかぶっているベテラン・炭谷は「ある意味、武内の投球を(自分が)作っているわけだから責任がある」と口にし、味方のエラーにも動じない強心臓ルーキーをリードする心構えを語っている。

この試合では2日の初戦(東京ドーム)で31試合ぶりの13号ソロを打たれていた4番・山川を4打数無安打。武内―炭谷のバッテリーは相手主砲を三ゴロ、空振り三振、左飛の3タコと完全に牛耳った。第1、第3打席ではストレート主体の変化球勝負。対照的に第2打席は4球連続カーブで追い込み、最後は隠し通したストレートでタイミングを外し、空振り三振を奪った。緩急を存分に使って、山川を再びスランプのトンネルへとUターンさせた格好だ。

実は山川に13号ソロを打たれた2日の東京ドームでは、試合前練習中に山川が西武ベンチに出向き、尊敬する通算478本塁打の大打者・中村剛也内野手(40)に打撃指導を仰いでいたのだが、その隣には炭谷がいた。

山川が今何に苦しみ、感覚のズレを修正しようとしているのか。スコアラーの報告よりも確実な生の情報を本人の口から直接聞き、絶対的な根拠を持ってこの日のリードに生かしたというわけだ。

ただチーム全体でみれば、ソフトバンク戦は〝キラー〟武内の2勝を含めても今季通算3勝11敗とまだまだ借金は8もある。この武内―炭谷コンビを軸にして反転攻勢を掛けていきたいところだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください