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【レスリング】桜井つぐみ、元木咲良が地獄合同練習で目指す〝ラスト1秒での逆転力〟

東スポWEB / 2024年7月5日 6時17分

合宿で走り込む元木咲良(左)と桜井つぐみ 後ろは育英大の柳川監督

パリ五輪で金メダルを目指すレスリング女子57キロ級代表の桜井つぐみと62キロ級代表の元木咲良(ともに育英大助手)が〝ラスト1秒での逆転力〟を付けるため、名門大との地獄合同練習で技術、精神両面を鍛えている。

1日から日体大、育英大、自衛隊の合同合宿が群馬・草津で行われている。マット練習はもちろんのこと、4日にはスキー場での補強練習を実施。約2時間にわたり急斜面を走り込んだり、仲間を背負った状態で駆け上るなど過酷な練習となったが、桜井、元木ともに男子と同じメニューをこなした。

男子選手でも嫌がる草津合宿に参加した理由について、育英大の柳川美麿監督は「草津合宿は本当にきついんです。10倍はきつい。でも技術もそうだが、体力、精神両面の効果がある。ラスト1秒で逆転勝ちするような場面では、こういった厳しい練習が必要となる」と説明。接戦必至のパリ五輪でも土壇場で底力を出せるよう、最後の追い込みの場に選んだ。

もともと終盤の逆転勝ちが得意な桜井も「どこの国もこういう練習はしていないので自信になる」と笑顔。元木も「これ以上キツイものはないと思って(パリに)臨めそう」と前向き。大舞台へ着々と準備を整えている。

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