立憲・泉健太代表 街頭演説少ない蓮舫氏に言及「戦い方まで党が担っていない」

泉健太氏

立憲民主党の泉健太代表が５日に国会内で開いた会見で、都知事選（７日投開票）に立候補した蓮舫氏の選挙戦について言及した。

蓮舫氏はこの日、有楽町イトシア前での街頭演説会で立憲の野田佳彦元首相、日本共産党議長の志位和夫衆院議員たちから熱い応援を受けた。

しかし〝七夕決戦〟に向けての選挙情勢は、依然として蓮舫氏が小池百合子知事を追う展開のままの状況が続いている。

「最後の最後まで蓮舫さんは追い上げを続けて頑張って、そして東京都知事に当選してほしいということで、我われも頑張っていきます」と泉氏。

蓮舫氏の街宣活動は主に１日２回。広島・安芸高田の石丸伸二前市長の選挙戦と比べると少ない傾向にあると指摘されている。小池氏に立ち向かうチャレンジャーと公言する割には露出が少ないのではないか。

泉氏は「さすがに蓮舫陣営の戦い方まで党が担っているわけではないので、そこは陣営の考え方じゃないですか。それに尽きますね」と苦笑いを浮かべた。

選挙戦は泣いても笑っても残り１日。泉氏が自らテコ入れのために蓮舫氏を応援する考えはあるのか。

「蓮舫さんの選挙戦は始まる前から、あくまで蓮舫さんの選対側で『どういう弁士を求めるか』ということを個別にやっている状況でして、党の側から（弁士を）派遣することはやっていないんです。最終日についても数日前から（党から）派遣する形ではないなかで、蓮舫選対として演説のメンバーは決めているという認識をしています。私が最終日、（蓮舫氏と）一緒に演説することは聞いていません」と明かした。